2025年8月27日(水)
信州大学と日置電機との水素エネルギー分野における包括連携協定を締結
2025年8月25日、信州大学は日置電機との水素エネルギー分野における包括連携に関する協定の締結式を行いました。
本学ではARG機構を中心に、水および水由来エネルギーに関する研究等を推進しており、日置電機が強みとするインピーダンス計測技術と、本学の触媒技術等の材料研究を掛け合わせることにより、脱炭素社会に不可欠な水素エネルギーにおける「つくる」「ためる」「はこぶ」「つかう」といった従来の枠組みに加えて、‘はかる(計測)’という新たな領域から、水素社会の実現を加速化するための重要な柱を打ち立てることを目的として連携協定を締結いたしました。
協定の締結により、これまで日置電機との間で築いてきた電池性能評価や水電解・MCH評価に関する共同研究、学生の就職・交流などの協力関係を強化させると共に、化学、材料、電気電子、計測、計算科学など多岐にわたる水素エネルギー領域の技術者・研究者を育成するために、産学が協力することで、社会実装(出口)を意識した教育研究の環境を創出し、多面的な連携のもと、研究開発、新規事業の創生、人材交流、教育・育成、地域・社会貢献等の分野で相互に協力し、科学技術の振興および産業と社会の発展に寄与することを目指します。