2025年1月27日(月)
山下嘉幾さんが第75回塑性加工連合講演会において優秀論文講演奨励賞を受賞
総合理工学研究科 工学専攻機械システム工学分野2年の山下嘉幾さん(榊(中山)研究室)が、2024年11月8日から10日に琉球大学千原キャンパスで開催された第75回塑性加工連合講演会において、優秀論文講演奨励賞を受賞しました。
受賞題目:「らせん状に巻きつけられたチタン繊維により作製された多孔質材料の機械的性質に及ぼす成形応力の影響」
発表概要:
骨折治療に使用するインプラントにおいて、重要な性質の一つに骨と同程度の弾性率を有していることが挙げられます。既存の研究ではチタン繊維を固化成形することにより、骨と同程度の弾性率を有した生体材料が作製されましたが、内部が不均一であることがわかりました。そこで、本研究では、繊維を均一に配置してから固化成形することで、均一な生体材料を作製する方法を提案し、機械的性質を明らかにしました。その結果、骨と同程度の弾性率を有し、既存の材料より均一な材料であることが明らかになりました。