2024年12月24日(火)
齊藤滉太さんが第22回日本流体力学会中部支部講演会において中部支部講演会優秀賞を受賞
総合理工学研究科 工学専攻機械システム工学分野1年の齊藤滉太さん(吉野・鈴木研究室)が、2024年10月25日に岐阜市で開催された第22回日本流体力学会中部支部講演会において、中部支部講演会優秀賞を受賞しました。
受賞題目:「改良二相系格子ボルツマン法における濡れ性境界条件の比較・検討」
発表概要:固体表面に液滴が付着する現象は、インクジェットプリンターや噴霧塗装などの工業現場だけでなく、傘の防水加工やハスの葉の撥水作用など、日常生活でも頻繁に見られます。既存の研究では、液滴が固体表面に弾かれる超撥水性・広く濡れ広がる超親水性の再現や、水―空気系といった高密度比の数値シミュレーションは行われていませんでした。そこで、高密度比計算に適した新しい自由エネルギー関数を提案し、固体表面上における液滴の挙動を調べました。その結果、高密度比計算においても幅広い現象を再現できるようになりました。