2024年8月9日(金)
Solvi Arnold准教授らがThe 2024 Conference on Artificial LifeにおいてBest Paper Runner-Up賞を受賞
2024年7月22-26日にコペンハーゲンで開催されたThe 2024 Conference on Artificial Life(ALIFE 2024)において、工学部のSolvi Arnold准教授、山崎公俊教授らの論文がBest Paper Runner-Up賞を受賞しました。
論文題目は「Breaching the Bottleneck: EvolutionaryTransition from Reward-Driven Learning to Reward-Agnostic Domain-Adapted Learning in Neuromodulated Neural Nets」で、名古屋大学大学院情報学研究科の鈴木麗璽准教授、有田隆也教授との共同研究です。
知能の進化の過程における学習能力の性質の変化に着目し、初めは報酬に頼っていた学習能力が、進化の過程で報酬に頼らず幅広い情報を有効に活用する学習能力へと発展する、という仮説を提示しました。そして、その可能性を遺伝的アルゴリズム、強化学習と、神経修飾を組み合わせたAIモデルを用いて裏付けました。この成果は、人・動物における学習能力の進化の理解と、人工知能の学習能力の発展に有用と考えられます。
URL: https://direct.mit.edu/isal/proceedings/isal2024/36/12/123531