2023年5月9日、10日に東京都文京区で開催されたLSIとシステムのワークショップ2023のポスター発表において大学院総合理工学研究科峯尾俊作さんがIEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Awardを受賞しました。
発表内容は以下のとおりです。
疾患予防のため、日常生活における発汗量計測の需要が高まっている。しかし、現行の計測器は大きく、重いため日常生活での測定ができない。そのため、本研究では、ウェアラブルな発汗量計を作成した。今回作成した計測器は計測部に空気を流し込み、計測部に触れる前後の空気の温度と相対湿度を計測することで発汗量を測定する。マイクロブロア駆動回路、改善した湿度センサ用AD コンバータ、チップコントローラを一つのチップ上に設計し、改善により測定精度を最大250倍まで上げることができた。実際に設計したシステムを用いて模擬皮膚での計測を行い、発汗量と出力値に強い正の相関があることから、発汗量を推定可能であることを示した。
峯尾俊作（信州大学）、山本歩（信州大学）、黒木伸一郎（広島大学）、
百瀬英哉（株式会社スキノス）、上口光（信州大学）
0.18㎛ BCDプロセスを用いたウェアラブル発汗量計の開発と実測
https://www.gakkai-web.net/ieice/icd/doc/LSI-WS_Poster_Program_rev3.pdf
