2022年11月21日(月)
文部科学省エントランス展示「ナノファイバーは産業構造を変える。」
信州大学は文部科学省エントランス(東館2階受付横)で「ナノファイバーは産業構造を変える。」の展示を行っています。
(展示期間:令和4年11月10日~令和4年12月23日)
ナノファイバーは1本の太さが約100nm(ナノメートル)以下、髪の毛の500分の1程度の細さという極細繊維。従来のマイクロファイバーに比べて高比表面積、高空隙率、軽量、微細な孔径、薄さ、滑らかさなどの特徴があり、疎水性(撥水)や親水性(高吸水性)、透過性に優れるなど高機能性を誇ります。
信州大学先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究拠点の金翼水教授は2008年に世界初となるナノファイバーの大量生産プラントの開発に成功、その後テキスタイルでは有名ブランドにも採用され、メディカル、電気・電子分野、さらに農業分野、自動車産業、次世代電池の分野にまで幅広く社会実装が進み、2022年にはコロナ禍に貢献したナノファイバーマスクの実用化で文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)を受賞しました。
この展示では多面的な広がりを見せるナノファイバー研究の中でも、産学連携に特化した製品群を展示し、社会実装の成果としてご覧いただいています。
【主な展示物】
- 実物展示:有名ブランドを含むナノファイバー使用の製品各種
- 映像:ナノファイバー100nmストーリー
- パネル:ナノファイバーの特徴と社会実装領域の広がり