2022年5月6日(金)
信大クリスタルから始まるローカルイノベーション ー 「革新的無機結晶材料技術の産業実装による信州型地域イノベ―ションエコシステム」最終成果報告会を実施
信州大学と長野県は、2017年度から文部科学省地域イノベ―ション・エコシステム形成プログラムの支援を受け、信州大学手嶋研究室が先導するフラックス法で育成した結晶材料の水・医療・電池各分野への産業展開を実施してきました。3月7日に開催された同プログラムの最終成果報告会はオンライン開催で、総勢約150名のご参加をいただき盛大に開催することができました。
報告会では、事業プロデューサーや各中心研究者、長野県による実績報告のほか、基調講演としてデロイト トーマツ グループ 政府・公共サービス(G&PS)インダストリーリーダー 有限責任監査法人トーマツ パートナーの香野剛様より、科学技術とイノベーション・エコシステムと地方創生に関して最新情報をご講演いただきました。長野地域にイノベーションエコシステムを構築するため、今後推進すべき事象が明らかとなりました。
5年間にわたり本地域のアドバイザを務めていただいた、文部科学省地域イノベ―ション・エコシステム形成プログラムアドバイザーの林隆一様より、本プロジェクトを通じて特徴ある研究シーズを事業に結びつけるリーダーシップとマネジメント体制が構築されたこと等、プロジェクトの総括をご講演いただきました。
2つの信州大学発ベンチャー企業の設立、学術研究産学官連携推進機構に事業プロデュース活動を持続化する組織の新設等、今後も長野県・地域産業とともにイノベーションエコシステムを担う体制を構築できており、引き続き産業創生に向けた活動を継続してゆきます。