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  1. 応用が拡がる"PCR装置基幹技術"の獲得 遺伝子検査の普及に向けた産学共同開発成果発表
研究
2020年11月24日(火)

応用が拡がる"PCR装置基幹技術"の獲得 遺伝子検査の普及に向けた産学共同開発成果発表

 信州大学医学部と野村メデイカルデバイス株式会社(本社:長野県茅野市)は、公益財団法人長野県テクノ財団医療機器事業化開発センター支援の下で共同研究を進め、2020年10月長野県庁で“PCR装置基幹技術獲得”の発表会見を行いました。
 新型コロナ感染により広く周知されたPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)は、核酸増幅技術として応用性が高く、医学のみならず生物学、理学等の研究において重要・不可欠な技術であり、医療、農業や食品等の検査・解析分野での応用が着実に拡がってきています。
 PCR装置には多くの技術要素が必要ですが、特に以下の3つの技術が重要です。

  1 高速・高精度な温度制御技術
  2 微量な蛍光発色測定技術
  3 数学的処理による測定結果が分 かり易い表示技術

 これら3つの技術要素を搭載した試作機は信州大学医学部保健学科松田和之教授(生体情報検査学)の指導下で今年 7月に完成、特性評価結果において PCR装置としての基本要求仕様を満たすことが確認されました。
 製品展開については、2021年年頭での発表が予定されています。

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試作品

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記者会見の様子