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  1. 2019年11月30日に開催の電気学会マグネティックス研究会において総合理工学研究科 工学専攻 電子情報システム工学分野 修士課程2年 佐野太規さんが電気学会優秀論文発表賞A部門を受賞
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2020年7月28日(火)

2019年11月30日に開催の電気学会マグネティックス研究会において総合理工学研究科 工学専攻 電子情報システム工学分野 修士課程2年 佐野太規さんが電気学会優秀論文発表賞A部門を受賞

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2019年11月30日に開催された電気学会マグネティックス研究会にて総合理工学研究科 工学専攻 電子情報システム工学分野 修士課程2年 佐野太規さんが電気学会優秀論文発表賞A部門を受賞しました。
本研究は、世界で初めて理論計算だけを用いたコイルのインピーダンス理論解析手法について提案するものです。
一般的に、コイルの設計・インピーダンス特性の解析には”有限要素法を用いた電磁界解析”が主流であり、計算コストが小さくかつ短時間での実行が求められています。
しかし、コイルの構造によってはPCのメモリなどのスペックが不足し、計算負荷が大きく膨大な時間がかかり、場合によっては解析自体が実行できないなどの問題があります。そこで、筆者らは有限要素法を用いた電磁界解析に対応する技術として”分布定数等価回路を用いたコイルのインピーダンス理論計算”を提案しました。コイルを分布定数的に解くことで共振周波数を含めコイルのインピーダンス、抵抗、インダクタンスを理論的に導出することが可能になります。

受賞対象となった研究は以下の通りです。 
佐野太規、近松具樹、佐藤光秀、水野勉、村上洋一、金子亮、關淳史:電磁誘導センサコイルのインピーダンス理論計算、電気学会研究会資料、マグネティックス研究会、MAG-19-161、pp.17-22(2019)