令和7年度リカレント教育「信州ICT農業人材育成プログラム」実地演習を行いました
信州大学では、ICT技術を活用した次世代の農林地管理を担う人材育成を目的として、社会人を対象にしたリカレント教育プログラム「信州ICT農業人材育成プログラム」を開講しています。
本プログラムでは、ドローン運用に関する法律・飛行技術、衛星画像データ解析、GIS(地理情報システム)の基本操作・活用方法など、スマート農業に不可欠な技術を体系的に学ぶことができます。
発足2年目となる今年度は、13名の社会人受講生が参加し、11月8日(土)・9日(日) の2日間にわたり実地演習を行いました。演習では、外部講師であるドローンスクール「CROSS BIRD」のインストラクター指導のもと、ドローンの基本操作の体験、自律飛行による空撮データの取得、QGISによる解析実習を行いました。さらに、農学部グラウンドでは、産業用ドローンのデモンストレーション見学を行い、農薬・肥料散布に関する最新技術について情報交換を行いました。また、ドローン関連法令の講義やグループディスカッションを通じて、受講生同士がスマート農林業の役割や地域課題に対する活用可能性について意見を交わし、現場視点と技術知識を融合させた学びを深めました。
受講生は今後、e-Learningによる講義を含む計60時間のカリキュラムを履修し、修了要件を満たした方には履修証明書が授与される予定です。
さらに、本プログラムは厚生労働大臣による「一般教育訓練給付制度」指定講座として認定されており、一定の条件を満たす受講生は、受講料の一部についてハローワークを通じて給付金を受け取ることができます。
プログラムの詳細については、プログラムホームページをご確認ください。




