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  1. 総合理工学系研究科工学専攻物質化学分野1年の古井健太さんが第14回日本フラックス成長研究発表会で優秀発表賞を受賞
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2020年1月8日(水)

総合理工学系研究科工学専攻物質化学分野1年の古井健太さんが第14回日本フラックス成長研究発表会で優秀発表賞を受賞

総合理工学系研究科工学専攻物質化学分野1年の古井健太さんが、2019年12月19~20日に山梨県立図書館で開催された第14回日本フラックス成長研究発表会で、優秀発表賞を受賞しました。本会は、さまざまな分野で応用される結晶の育成・評価からデバイス化などを中心とする結晶科学の国内会議であり、今年度は計28件のポスター発表の中から2件が受賞しました。

古井健太さんの受賞題目は「プリデライト型鉄チタン酸カリウム結晶のKClフラックス育成」です。一次元トンネル構造をもつホランダイト型結晶は、重金属吸着剤や固体電解質としての利用が期待される材料です。従来の合成法では、結晶面やサイズが制御された単結晶の育成は困難でした。今回、塩化カリウムをフラックスとして用いることで、トンネル方向に一軸成長した単結晶の育成に成功した点が高く評価されました。本成果は、ユニークな結晶構造をもつ複合チタン酸塩結晶の研究へ広く貢献することが期待されます。