「埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム第1回シンポジウム」を開催
埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム第1回シンポジウム ~日本の医療機器開発を加速する国家プロジェクトの始動~を開催
信州大学は、平成30年9月7日、松本市のまつもと市民芸術館にて、「埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム第1回シンポジウム」を開催しました。
このシンポジウムは科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)平成29年度採択研究領域・共創コンソーシアムの活動報告になります。
最初に「生理学的データ統合システムの構築による生体埋込型・装着型デバイス開発基盤の創出」と題して、領域統括の齋藤直人教授(信州大学 バイオメディカル研究所所長)と浅尾高行教授(群馬大学 未来先端研究機構ビッグデータ統合解析センター)によるプロジェクトの紹介がありました。続いて、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医療機器審査第一部長 髙江慎一氏による基調講演が行われました。
研究開発課題の紹介では、杉原伸宏教授(信州大学 学術研究・産学官連携推進機構 学術研究支援本部長)の司会で、現在実施している10課題のうち4課題の研究報告がありました。埋込型デバイスでは、課題1「人工内耳電極の生体内安定性と薬剤徐放電極の開発および有効性に関する基礎的研究」(発表者:宇佐美真一 信州大学 医学部教授)、課題2「合併症が無く長期駆動安定な埋込型人工補助心臓の研究開発」(発表者:山崎俊一 株式会社サンメディカル技術研究所 取締役社長)、装着型デバイスでは、課題3「装着型超小型酸素濃縮器システム構築および使用者負担低減検証」(発表者:藤本圭作 信州大学 医学部教授)、課題4「バイタルサイン組み込み型装着型デバイス研究」(発表者:石澤広明 信州大学 国際ファイバー工学研究所教授)の研究紹介があり、埋込型・装着型デバイスの先端研究や実用化に近い研究開発事例が紹介されました。