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  1. 経法学部金本圭一朗講師らの研究グループが世界各都市のCO2排出量を分析
国際交流
研究
2018年6月20日(水)

経法学部金本圭一朗講師らの研究グループが世界各都市のCO2排出量を分析

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アジア地域におけるカーボンフットプリントの分析結果を示した図

 信州大学経法学部金本圭一朗講師や、ノルウェー科学技術大学、イェール大学、ルンド大学の研究者による国際研究チームが、世界各国の都市が消費を通じて排出する二酸化炭素(CO2)の量についての分析結果を公表しました。
 東京や大阪、名古屋といった世界約13,000都市に暮らす人々が生活する中で消費する製品やサービスの生産過程、サプライチェーンの中で発生するCO2(カーボンフットプリント)について独自のサプライチェーンデータベースに人口データなどを組み合わせて推計したもので、本研究成果は学術雑誌「Environmental Research Letters」誌に掲載されました。
 これまで、個別の事例で都市のカーボンフットプリントを計算した研究はあったものの、世界各国の都市のカーボンフットプリントを包括的に推計した研究はありませんでした。世界の100の都市の消費が、世界全体の18%のCO2の排出を誘発していることも判明し、主要な都市が主導して排出削減に取り組むことで大きな改善につながることがわかりました。

Top500の都市は以下のウェブサイトでご覧いただけます。
「Global Gridded Model of Carbon Footprints (GGMCF)」(外部サイト・英語)
http://citycarbonfootprints.info/

掲載論文について
論文名:Carbon footprints of 13,000 cities
雑誌: Environmental Research Letters誌
著者: Daniel Moran, Keiichiro Kanemoto (金本圭一朗), Magnus Jiborn, Richard Wood, Johannes Többen, Karen Seto
URL: http://iopscience.iop.org/article/10.1088/1748-9326/aac72a(外部サイト・英語)