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平成29年12月1、2日、東京理科大学にて開催されました材料技術研究協会2017年度討論会において、工学部物質工学科４年生　伊藤藍さん（物質化学科准教授酒井俊郎研究室所属）が、ゴールドポスター賞を受賞いたしました。

受賞しました研究発表は、「自立型（容器フリー）有機系潜熱蓄熱材の開発」となります。固体－液体相転移時の潜熱を利用した有機系蓄熱材は、固体が液体に相変化するため、一般に容器内に封入されて使用されています。本研究では、有機系の相転移材料をシリコーンゴムと複合化することにより、容器を必要としない自立型有機系潜熱蓄熱材の開発に成功しました。未利用熱エネルギーの有効活用や熱エネルギーの効率的循環システムの実現につながる画期的な材料になりえるものと高く評価されました。