教職員の方
2026年9月17日(木)
毒物・劇物等の管理と安全な取扱いの徹底について
令和8年9月17日
化学物質を取り扱う学生・教職員 各位
信州大学長
毒物・劇物等の管理と安全な取扱いの徹底について
8月27日、北海道大学において、フッ化水素酸に起因する重大な事故が発生しました。本学でも教育研究のために毒物・劇物を含む多種多様な化学物質の取扱いがあることから、この事態を極めて重く受け止めています。実験・実習における安全確保と法令遵守は、教育研究活動の大前提です。すべての研究室・実験施設は、直ちに下記の事項を点検・実施し、安全を確認した上で実験・実習を行ってください。また、各研究室の指導教員および施設責任者は、本通知を全ての所属学生・研究員・教職員(留学生を含む)に周知し、薬品管理と作業手順の自己点検を直ちに実施してください。
一人ひとりが安全を最優先し、同様の事故を起こさないよう、管理と取扱いを徹底してください。
記
1.毒物・劇物の保管、使用等の記録及び表示
- 毒物・劇物が、他の試薬と区分して施錠可能な専用保管庫に保管されていること
- 鍵の使用者と使用日時を記録し、学生が自由に持ち出せる状態とならないよう、管理者の管理下に置かれていること
- 購入量、使用量、残量を薬品管理システム(IASO)又は受払簿に速やかに記録するとともに、定期的に現物と照合すること
- 受払簿により管理する場合、当該受払簿の保管も徹底すること
- 毒物・劇物を容器に小分けする場合、当該小分け容器にも薬品名と法令に基づく表示を行っていること(表示のない容器を放置しない。)
2.実験・実習前のリスク低減
- 危険性の高い物質を使用する前に、より危険性の低い物質や方法で代替できないかを検討すること
- 使用する必要がある場合は、事前に作業手順、廃液処理、容器洗浄、緊急時対応まで含めてリスクアセスメントを行い、手順を明確にすること
- 化学物質リスクアセスメント実施対象物質かどうかを事前に確認し、該当する場合には当該物質の新規使用時等、所定の時期に化学物質リスクアセスメントを実施し、記録を残すこと
3.作業時の保護措置
- 作業前にドラフトチャンバーなどの局所排気設備を点検し、適切に動作することを確認すること
- 使用物質の安全データシート(SDS)及び「安全の手引き」等の学内手順に従って、適切な手袋、保護眼鏡、呼吸用保護具などを正しく着用すること
4.事故時の対応
- 危険性の高い物質の付着、吸入及び眼への混入等が疑われる場合は、直ちに作業を中止し、使用物質のSDS及び「安全の手引き」等の学内緊急時対応手順に従って応急措置を行い、119番通報すること(症状がない場合でも自己判断せず、速やかに医療機関を受診し、物質名、濃度、接触状況を正確に伝える。)
- 二次被害を防ぐため、救助者も適切な保護具を着用し、汚染された人、衣服、器具等には素手で触れないこと