企業・研究者の方

(1) 事業名

国立大学法人信州大学学術研究支援に関する業務請負契約

(2) 事業の趣旨

　本学が強みをもつ材料研究分野では、研究成果を社会実装するにあたり、研究者が材料を量産するためのベンチャーを設立し、量産ノウハウ等の技術を自衛しながら、工業レベルで材料を市場供給する方向を模索し始めている。そこで、信州大学発ベンチャーによる材料量産体制を支援するため、本学の共同利用化機器を使用した大学工場制度を設立する。
　また、JSTセンターオブイノベーションプログラム（COI事業）が令和3年度で終了する。COI事業で推進してきた研究開発を更に継続・発展させ、研究成果を社会実装させる必要があり、そのためには、国による後継事業の獲得や、産学官コンソーシアムのアクアネクサス・カーボンプラットフォーム（AxC-PF）の活動が重要となる。
　あわせて大学院教育にも、COI事業等で培った社会課題の抽出から解決までの一貫的推進機能や人的ネットワークを反映させ、社会ニーズに応える人材の育成機能を拡大する必要がある。
　これらの業務については、専門的知見、ノウハウ、技術、ネットワーク等を有するため、第三者による支援が不可欠である。

(3) 事業の内容

【１】本学の共同利用化機器を使用した、大学工場制度に関する業務

① 大学工場制度の企画、設計

② 大学工場制度に係る規程等策定

③ 学内関係部局等への連絡、調整

④ 大学工場の運用、制度改善

【２】COI事業終了後に関する業務

① 後継事業への申請支援

② 終了報告書の作成

③ フォローアップ調査に関する業務

④ COI事業に係る継続研究開発の進捗管理

⑤ 国際科学イノベーションセンターに係る運営・管理

【３】AxC-PFに関する業務

① 会員募集

② 会員へ向けたAxC-PFに参画する研究者の研究の紹介、情報交換

③ AxC-PFに関係する研究成果の企業ニーズ調査

④ AxC-PFに関係する研究成果の技術移転、社会実装に関する支援

⑤ AxC-PFに関係する研究の共同研究等に関する支援

⑥ 講演会、懇談会、会議の企画、運営

⑦ 広報活動

【４】大学院授業に関する業務

① 大学院横断型授業の授業計画の立案、編成に関する支援

② 非常勤講師、ゲストスピーカーなどへの連絡、調整

③ 授業実施に向けた支援

【５】その他の業務

① その他、本学の研究・教育・産学官連携活動に関して支援の必要があると認められるもの

(1)国立大学法人信州大学契約事務取扱規程第５条及び第６条の規定に該当しない者であること。

(2)国立大学法人信州大学から取引停止の措置を受けている期間中の者でないこと。

(1) 国立大学法人や公立大学、私立大学等において以下の業務支援実績があり、実施できる体制を備えていること。

① 大学の共同利用化機器を使用した、大学工場制度に関する業務

企画・設計、規程等制定、交渉・調整、運用・管理に関する業務等業務

② COI事業終了後に関する業務

カーボン等を始めとする材料科学分野及びそれを活用した造水技術の知識、国の事業に係る申請書や報告書作成、教員、企業等との連絡・調整

③ AxC-PFに関する業務

市場調査、契約交渉及び調整、教員への共同研究のマネジメント等業務、技術の紹介等業務

④大学院授業に関する業務

大学院授業計画の立案・編成に関する支援、教員等との連絡・調整

⑤その他、上記に関連する業務

(2) 担当者は、充分な教育・研修を受け、カーボン等を始めとする材料科学分野と、それを活用した造水技術に精通し、業務を円滑に実施できる能力を持っていること。

(3) 本学の要請に基づき、本学の各キャンパスに出向く体制にあること。

　本企画競争の条件等を満たしており、参加の希望を予定する者は、令和４年３月１７日（木曜日）１７時１５分までに担当までＦＡＸ（様式任意）又はE-mail等により意思表示を行うこと。