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2023年3月29日(水)
長野県CATV2022年度連携:信州の伝統野菜㉑稲核菜(いねこきな)(松本市)
松本市安曇稲核地区に古くから伝わる特産の漬け菜。およそ300年前に飛騨地方から持ち込まれたものが稲核地区に定着したといわれている。
収穫は11月中旬から12月初め頃。霜にあたり葉が赤紫色に変わると収穫の合図。
野沢菜に比べ草丈が短く、根の部分のカブは大きめ。茎には繊維質が多く歯ごたえがあるのが特徴。霜にあたると甘みが増し、漬け菜の絶品と言われている。また、カブもわずかな辛みがあり美味しい。
かつては松本平一円で広く栽培されていたが、現在は地区の各家庭で自家消費用に栽培されるだけになっている。
地区の人口減少や高齢化により、作り手がいなくなることが心配されるが、同地区で道の駅「風穴の里」を運営する「稲核生産者組合」が、在来品種を守り将来へつなげるため、栽培し種を採っている。