2025年11月14日(金)
J-PEAKS学内波及事業「アクア研究創発プログラム」および「J-PEAKS信州大学地域中核研究大学推進プログラム」を採択しました
信州大学は、令和5年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、アクア・リジェネレーション(ARG)分野において、世界トップレベルの研究・社会実装拠点となることを目指しています。
ARG分野の優れた研究テーマを実施する本学の研究者を、経費及び研究支援人材の面から支援し、本分野の論文(Q1論文:学術雑誌のトップ25%以内論文)の質・量及び外部資金獲得額の向上、将来ARG分野の中核を担うPI(※)候補者となる研究者の育成を図ることを目的として、「アクア研究創発プログラム」の学内公募を行い、以下の課題が採択しました。
公募は、大学の研究力を牽引する実力者による、基礎、応用、実用化研究を支援する大規模型、将来の中核を担う45歳未満の研究者、研究メンバーの発掘を行う若手型について行い、大規模型4件、若手型3件を採択しました。
また、将来PIとして信州大学を牽引する研究活動を行う研究者の育成、学部長のリーダーシップによる研究力強化につながるマネジメント体制の改革等の取り組みに対して支援する「J-PEAKS信州大学地域中核研究大学推進プログラム」(部局事業)の学内公募を行い、6件を採択しました。
※PI:研究課題(プロジェクト)の計画・実行・管理、予算の作成・執行、そして最終的な研究成果に責任を持つ研究者を指します。Principal Investigator(主任研究者)の略であり、研究能力だけでなく、マネジメント能力も求められます。
大規模型採択一覧
| 研究課題名 | 代表研究者名(所属) | 課題研究者(所属) | 研究支援者名(所属) |
|---|---|---|---|
| 水安全のための化学物質リスク評価研究 | 野見山 哲生(医学部) | 浅村 英樹(医学部) 塚原 照臣(医学部) 長谷川 航平(医学部) |
笹土 隆雄(学術研究・産学官連携推進機構) |
| 水とエネルギーが紡ぐ次世代型「信州モデル」の構築 | 小松 一弘(工学部) | 河村 隆(工学部) 酒井 俊郎(工学部) 阿部 駿佑(工学部) 飯尾 昭一郎(工学部) 森本 瑛士(工学部) |
鳥山 香織(学術研究・産学官連携推進機構) |
| グリーンナノ材料が切り拓く水資源・エネルギー革命: 汚染水と海水を飲料水と水素へ |
金 翼水(繊維学部) | 向井 康人(繊維科学研究所) 施 建(繊維学部) 朱 春紅(繊維学部) Azeem Ullah(繊維科学研究所) 李 志河(繊維科学研究所) Mayakrishnan Gopiraman(繊維科学研究所) Sana Ullah(繊維科学研究所) |
中西 弘充(学術研究・産学官連携推進機構) |
| 海水を用いた再生エネルギー貯蔵・循環システムの創製 | 山本 明旦定(工学部) | 浦上 法之(工学部) 曽根原 誠(工学部) 太子 敏則(工学部) 宮地 幸祐(工学部) |
鳥山 香織(学術研究・産学官連携推進機構) |
若手型採択一覧
| 研究課題名 | 代表研究者名(所属) | 課題研究者(所属) | 研究支援者名(所属) |
|---|---|---|---|
| 水を鍵とする次世代材料科学の開拓 | 佐野 航季(繊維学部) | 中西 弘充(学術研究・産学官連携推進機構) | |
| ソーラー水素の製造・利用・貯蔵デバイス群の創出 | 影島 洋介(工学部) | 佐藤 光秀(工学部) 清水 雅裕(工学部) |
鳥山 香織(学術研究・産学官連携推進機構) |
| 下水環境保全を担う高速ガス可視化ロボットの創出 | 照月 大悟(繊維学部) | 中西 弘充(学術研究・産学官連携推進機構) |
部局事業採択一覧
| 課題名 | 部局名 |
|---|---|
| 地域と学術を結ぶ「人文学ハブ型」コレクティブ~アクアと文化の共鳴~ | 人文学部 |
| 大規模災害に対するレジリエントな水利用に向けた教育プログラムの構築 | 教育学部 |
| 水資源の効率的活用および水害等の防災に関する社会科学的アプローチによる横断的研究 | 経法学部 |
| 水資源と炭素循環に注目した湖沼および流域における物質循環の解明 | 理学部 |
| 水の安全を守る疫学研究次世代人材の育成 | 医学部 |
| 地球規模の課題を解決し新たな価値を地域に還元する農学的グローカル教育研究エコシステムの構築 | 農学部 |