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研究ハイライト

  1. 学内外の研究者間のコミュニケーションも推進するオープンラボラトリー誕生
ご案内
2021年9月6日(月)

学内外の研究者間のコミュニケーションも推進するオープンラボラトリー誕生

研究インフラをまとめて提供!

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ライフサイエンス研究分野における若手研究者支援や学外共同研究の推進を目的として、実験機器一式を備えた滞在可能な研究スペースを有する信州大学基盤研究支援センターオープンラボラトリーを令和3年4月1日に開設しました。
・・・・・ 信州大学広報誌「信大NOW」第128号(2021.7.30発行)より

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【施設概要】
所在地:長野県松本市旭3-1-1
     信州大学松本キャンパス
     信州地域技術メディカル展開センター内
床面積:約200平方メートル
実験区画:20スペース
設置装置:安全キャビネット、クリーンベンチ、ドラフトチャンバー、細胞培養インキュベーター、顕微鏡、遠心機、分光光度計、サーマルサイクラー、ゲル撮影装置、純水製造装置、オートクレーブなど多数
写真①コンパクト高性能高速冷却遠心機
写真②マイクロプレートリーダー
写真③CO2インキュベーター
※詳しくは専用のWEBサイトをご覧ください
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/kiban/openlab/

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必要なスペースを必要な期間だけ。効率的に利用可能な研究環境を提供。

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 これまで信州大学では、研究室毎に、個室単位の研究スペースを中心に研究活動が行われてきました。そのため、多くの研究機器を研究室単位で揃える必要があり、自身の研究環境整備が十分ではない若手研究者や他機関から赴任した研究者にとっては大きな負担となっていました。また、企業との共同研究の推進のため複数のインキュベーション施設(企業が入居可能なレンタルラボ)を整備してきましたが、このようなレンタルラボにおいても、設備は入居企業で揃える必要があり、短期間の利用には向かず、入居のハードルとなっていました。
 オープンラボラトリーには、多数の研究機器に加え、遺伝子組換え実験・動物実験の実施が可能な設備が完備されています。
 これらは日単位から年単位までの利用が可能で、その時々のプロジェクトに応じて効率的に利用することができます。オープンラボラトリーは従来のレンタルラボとは異なり、利用者を分ける壁や仕切りがなく、大部屋の中に複数の実験機器やデスクが配置されています。学内外の研究者が一室に集まることによって、研究者同士の交流が進み、新たな発想の創出や産学連携の活性化につながるものと期待されます。加えて、オープンラボラトリー使用者は、学内の他の共同利用機器や研究施設等の利用も可能であり、オープンイノベーションの推進についても期待されます。