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全面禁煙化について

2016年4月1日(金)

信州大学禁煙宣言を更新しました(非公開)

平成28年4月1日
信州大学長 濱田州博


信州大学は、学生及び教職員の健康を確保し、タバコのない大学キャンパスを作るために、禁煙宣言を発します。
喫煙行動が、健康に被害を及ぼすことは、医学的にも明確に指摘されています。特に、青年期から長期にわたる喫煙習慣は、重大な疾病の素因にもなります。また、喫煙行動は、喫煙者のみならず、受動喫煙者の健康にも被害を及ぼすとともに、社会的にも迷惑行動につながることが少なくありません。

信州大学の学生・大学院生の喫煙状況をみると、入学当初の喫煙者は極めて少数であるものの、高学年になるとともに喫煙率が増加し、約7.6%に達し、大学院生では、9.2%を超えています(平成27年度)。信州大学の学生の喫煙の習慣は、必ずしも改善しておりません。他方、現在、社会に目を向けると、喫煙者が敬遠される傾向が強まっています。企業においても、非喫煙が歓迎され、上位職になるにつれて、喫煙しない意思が強く求められています。社会における指導的人材についても同様です。このような状況を考えると、信州大学は、喫煙をしない人材を育成し、社会に送り出すことが求められている、と考えます。そこで、信州大学は、学生・大学生諸君の非喫煙(喫煙を開始しないこと及び喫煙を止めること)を促すとともに、非喫煙教育を徹底してまいります。

信州大学の教職員の喫煙状況をみると、これもまた10.7%を超え、充分に低い値とはいえません。教職員の喫煙行動は、本人の健康のみならず、大学院生・学生・生徒・児童に対する教育上、悪影響を与えております。学生等の教育(非喫煙教育を含めて)に関与する者が、喫煙していては、教育の効果を発揮することになりません。また、勤務時間中の喫煙教職員は、非喫煙教職員に比べて、勤務上の専念を欠き、非勤務時間を生ずることにもなります。今後の社会や大学教育の進む方向を考えると、このような状況は抜本的に改善される必要があります。

これらの状況をふまえ、信州大学は平成28年4月1日より敷地内を全面禁煙としました。今後も引き続き、学生及び教職員の喫煙行動を改め、タバコのないキャンパスを維持するために諸施策を講じてまいります。


以上