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教育・研究
2024年8月27日(火)
特許映像シリーズVol.11 血圧の光測定における高精度化、医療業界で通用する信号処理技術の登場!
信州大学の研究シーズを技術移転する信州TLOとのコラボで制作した、特許技術「見える化」映像シリーズの第11弾。
今回ご紹介するのは信州大学学術研究院(工学系)阿部 誠 准教授が新たに開発した、ウェアラブルデバイスにおいて心拍数計測によく用いられる光電容積脈波(PPG)を利用し、血圧の絶対値を推定する技術です。
本技術では、個人差に起因する推定誤差を、特徴量の正規化と、血圧のバイアス調整を導入することで緩和し、汎化モデルを生成しました。また、非線形モデルによるブラックボックス化の問題と、血圧推定モデルの解釈を容易にするために、重回帰モデルを利用しました。
これらの技術の導入により、推定誤差10[mmHg]以下の血圧推定が可能となりました。
本技術を用いることで、ウェアラブルデバイスを用いた日常生活における血圧管理や、健康モニタリングが可能となることが期待されます。