国際交流・留学

　河北医科大学と本学は、1986年に大学間学術交流協定を締結して以来、学生および研究者の相互交流、共同研究の推進、学術研究に関する情報交換などを通じて、活発な交流を続けてまいりました。また、両大学の連携強化を目指し、2019年には信州大学サテライトオフィスが河北医科大学内に設置されました。
　2024年6月20日、翟海魂教授を団長とする河北医科大学代表団の本学訪問に合わせ、本学医学部と河北医科大学の信州大学サテライトオフィスをオンラインでつなぎ、国際交流セミナーを開催いたしました。
　最初に、2023年12月から6ヵ月間本学で消化器病の診療を見学されたYu Weifang教授（河北医科大学第一病院内視鏡センター長）より、河北医科大学と信州大学との消化器病・内視鏡診療の違いや、信州大学の先生方との交流についてお話をいただきました。続いて、Zhai Haihun教授（河北医科大学 医学史研究センター教授、元書記長）より、両校の交流の歴史や、中国における大学管理体制についてご講演いただきました。
　河北医科大学サテライトオフィスでの現地参加、オンライン参加を合わせて、20名の学生、大学院生、教職員が参加しました。また、セミナー後には盛大な懇親会が開催され、朋友の訪問を喜び合い、心を開いた真の国際交流が行われました。
　今回の訪問とセミナーを通して、両大学の友好協力関係を再確認することができました。これからもサテライトオフィスを有効活用し、両大学の友好関係を強化していきたいと考えています。末永く続く両大学の友好関係を基に、教育及び研究における多くの成果が期待されます。

医学部　国際交流推進室・国際医学研究推進学教授　田中 直樹

【講演】　
「交流と収穫-信州大学の研修」
于 卫芳 (Yu Weifang) 教授
河北医科大学　第一病院内視鏡センター長

「中国公立大学の内部治理」　
翟 海魂 (Zhai Haihun) 教授
河北医科大学 医学史研究センター教授
河北医科大学 元書記長 (2015年1月から2024年3月まで)