国際交流・留学

コロナ禍においても海外協定校との連携を絶やさないように、本学部ではICTを活用した国際研究交流を行っています。2022年7月7日、医学部とバイオメディカル研究所の共催により、海外協定校である台湾の高雄医学大学と第三回目のオンライン研究交流会（第13回国際交流セミナー）が行われました。

双方医学部の国際交流を担当する田中直樹教授とCho Shih-Feng教授が司会を務め、両大学あわせて80名ほどの医学生・大学院生・教職員が参加しました。高雄医学大学の大学院生2名、信州大学の大学院生1名が、現在進行中の研究を発表しました。平塚佐千枝教授（分子医化学・バイオメディカル研究所）、森政之准教授（加齢生物学・バイオメディカル研究所）、藤井千文先生（分子病理学・バイオメディカル研究所）をはじめ、多くの先生方が参加し、活発に議論しました。

続く招待講演では、Chia-Yang Li 准教授に "The role of NLRP3 inflammasome in cancer progression"と題してお話し頂き、NLRP3阻害による癌の転移や悪性化予防の可能性について議論しました。

高雄医学大学とは年に2回研究交流会を開催しておりますが、回数を経るにつれ、再会を喜び合い、肩の力を抜いて、研究について率直に話し合える機会になってきました。引き続き、高雄医学大学との研究交流を深めてまいります。


医学部　国際交流担当教授　田中直樹


【研究発表】

◆　Hsiang-Han Su（高雄医学大学、スーパーバイザー　Prof. Jau-Ling Suen）

The modulatory effect of air pollutants on group 2 innate lymphoid cells and allergic asthma

◆　Chenxue Yin（信州大学、スーパーバイザー　Prof. Sachie Hiratsuka）
Pre-metastatic soil / niche

◆　Yung-Chi Huang（高雄医学大学、スーパーバイザー　Prof. Ya-Ling Hsu）

The contribution of type II capillary endothelial cells in the formation of lung pre-metastaticniche in breast cancer by single-cell RNA sequencing


【招聘講演】

Associate Prof. Chia-Yang Li（高雄医学大学）

The role of NLRP3 inflammasome in cancer progression