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シンガポール工科デザイン大学(SUTD)の研究者3人が信州を訪問 本学とも交流

17年01月26日

シンガポール工科デザイン大学(SUTD)のリー・クワン・ユー研究センター(LKYCIC)の研究者3人が2017年1月中旬、シンガポール政府が出資する持続可能性に関する研究プロジェクト「未来都市」の一環で、信州大学各キャンパスと伊那市を訪れました。

訪れたのは、SUTD講師のEng Shi ONG博士、特別研究員のCorinne ONG博士、技術職員のSteffie WHAUNGさんの3人です。

中村宗一郎理事(研究、産学官・社会連携担当)が、研究室(農学部)の修士課程に所属するHen Ming Yuanさんの職場であるSUTDを昨年春に訪問。中村理事の紹介で、ごみのリサイクルに力を入れる伊那市が未来都市プロジェクトの調査地に選ばれ、ONG博士の研究チームが南箕輪村の農学部キャンパス近くのホテルを拠点に6日間、フィールドワークを行いました。

研究チームによると、シンガポールは先進国ですが、都市化が高度に進み、資源の消費も激しい一方、ごみのリサイクル率は19%で、このままではセマカウ島の埋め立て処分場が2040年までに満杯になってしまうと懸念されています。プロジェクトでは持続可能性についての市民の認識を高め、リサイクル率を30%まで引き上げることを目標としています。

1月19日には信州大長野(工学)キャンパスにある、アクア・イノベーション拠点(COI)の中核施設である国際科学イノベーションセンター(AICS)を視察。二酸化炭素の排出を半減する目的で設置された21項目の環境配慮技術の説明を受けながらAICS内部を視察し、半田志郎工学部長・センター長や建築学科の高木直樹教授(副学部長)と交流しました。

同20日には白鳥孝・伊那市長を表敬訪問。続けて伊那市の鳩吹クリーンセンター(田中金吾所長)を訪問し、ごみリサイクルの現場を視察。森林からの木質ペレットを利用したペレットストーブが稼働する「みはらしいちご園」を視察しました。

さらに同日午後、信州大農学部の学部長室で、中村理事、藤田智之学部長らと昼食を食べながら懇談。ONG博士らは「伊那市のクリーンセンターを視察し、住民からも聞き取り調査をした。リサイクル意識が高く感心した。信州大には多くの研究資源があり、ぜひ大学全体と交流していきたい」などと話しました。

SUTDと信州大学は今春にも、学生や研究における交流を目的とするMOUを締結する方向で調整していく方針です。