top page

宿泊案内(word文書 50KB)
宿泊申込書(word文書 59KB)
松本市内ホテルマップ




国際スポーツ医科学ネットワークフォーラム長野2004

 

1.会議の概要

(1)会議の名称

   和文:国際スポーツ医科学ネットワークフォーラム長野2004

          −健康長寿社会のための運動処方システムの構築−

     英文:International Sports Science Network Forum in Nagano 2004:

         For Promotion of Health and Welfare in the Aging Society

 

(2)主催機関等の名称

     主催:信州大学

     共催:NPO法人 熟年体育大学リサーチセンター

 

(3)開催期間

   20041110日(水)、11日(木)、12日(金)、13日(土)

 

(4)開催地

     「フォーラム」

         390-0814長野県松本市本庄1-2-1

       ホテル ブエナビスタ (TEL 0263-37-0111/ FAX 0263-37-0666

            http://www.buena-vista.co.jp/

     JTRC 市民公開講座」

            390-03長野県松本市水汲69-2

       長野県松本文化会館・中ホールTEL 0263-34-7100

           

(5)会議の目的と性格

近い将来の高齢化社会を迎えるにあたって、予防医学、リハビリテーション医学など、スポーツ医科学に対する期待は大きい。しかし、それにもかかわらず、スポーツ医科学の研究体制は、その社会ニーズに十分応えているとは言い難い。その原因として、最近の学問分野の細分化があげられる。スポーツ医科学が本来「実生活に役立つ学問-実学」とするならば、それぞれの研究者が共通の研究目的を持ち続けるような、いわゆるプロジェクト型の研究体制が望ましい。ところが、最近の分子生物学で代表される分析科学の進歩はスポーツ医科学のそれぞれの研究分野を一層専門的にし、分野外の研究者がお互いの研究意義を理解することを困難にしている。その結果、社会問題解決のために、自らの研究成果を応用することを意識しないで研究が行なわれる傾向がある。このことは、「研究」と「現場」との問題意識の乖離を生み、多種多様な研究内容を「実学」として系統立てて一定方向に収束させることを困難にしている。

それらの問題を解決すべく、我々は、過去3回の国際スポーツ医科学ネットワークフォーラム長野 (1999-2001)を実施し、特に、体育系、医学系研究分野の若手研究者を対象に共通する学問的土壌の育成に努力してきた。そして、その成果を、英文論文集、Exercise, Nutrition, and Environmental Stress vol. 1-3 (Cooper Publishing) として出版し、国際的にも通用する国内研究者のピックアップと、そのネットワークの形成に成功した。しかし、これらの研究者が社会問題解決型の研究プロジェクトチームを形成するには、このネットワークのより一層の拡大とともに、「実験室レベル」と「現場レベル」の研究者が共通の問題意識をもつことが必要で、それによって、より具体的な研究テーマへの絞り込みが可能となる。

そこで、今回のフォーラムの企画にあたって次の点を工夫した。1)ネットワークをより若い世代に拡大するため、従来のフォーラム参加研究者に加え、現在我が国で活発な研究活動を行っている主として20歳代後半から30歳代前半の若手研究者に発表の機会を与える。2)フォーラム参加者は、学問的土壌を育成するための研究交流の場と意識し、実学として収束させるために努力する。3)コーチ、企業の研究者など、現場で活動する研究スタッフが積極的な問題提示を行う。4)発表内容を国際的にも普遍的なものとするため、海外から数人の研究者を招待し、発表内容、討議内容を英文集として国際的に発表する。5)市民公開講座を開催し、スポーツ医科学の重要性を市民にアピールする。

以上、従来のフォーラムとは全く性格の異なるものであり、今後我が国のスポーツ医科学の発展に寄与することを期待したい。

 

2.主要議題

(1)Forum 2004の議題

  現在の社会問題として、

  @ 高齢化社会

  A 生活習慣病

  B アメニティー追求のためのエネルギー消費問題

が挙げられ、

それらの問題を解決するために、スポーツ医科学に「実験室レベル」で期待されることとして

@ 高齢者のQOL改善のための運動トレーニング効果発現機構

A スポーツ栄養など健康栄養食品効果発現機構

B 環境ストレスなどに対する環境適応能発現機構

の解明が挙げられ、

次に、それらを実際に応用するために、「現場レベル」で期待されることとして

   C 運動、栄養処方効果判定のための研究計画法の設定

   D 運動処方効果の個人差についてのゲノム解析

   E 情報通信を用いた遠隔型個別運動処方の試み

が挙げられる。

 

. 日程および講演者

「フォーラム」

1110日(水)

18:30-20:30

レセプション

1111日(木)

中枢機構

7:30-8:20

生物時計と運動

本間研一(北海道大学)

座長:彼末一之

(早稲田大学)

呼吸・代謝

8:30-9:20

運動、代謝、サイトカイン

B. PedersenCopenhagen Muscle Rec. Ctr.

座長:渡辺達生

(鳥取大学)

9:30-9:55

骨格筋における酸素供給および利用の不均一性の評価とその生理学的役割

水野正樹(早稲田大学)

座長:古賀俊策

(神戸芸工大学)

9:55-10:20

酸化ストレスによる骨格筋糖取り込み亢進機序について

檜垣靖樹(佐賀大学)

 

循環・筋血流 I

10:30-11:20

筋血流と運動

M. JoynerMayo Clinic

座長:松川寛二

(広島大学)

12:30-12:55

運動とエンドセリン・NO

前田清司(筑波大学)

座長:西保 岳

(筑波大学)

12:55-13:20

αアドレナリン性筋血管収縮能と圧反射感度

増木静江(Mayo Clinic

 

13:30-14:20

筋血流:貧血への適応

N. DietzMayo Clinic

座長:三木健寿

(奈良女子大学)

18:30-20:30

懇親会

 

1112日(金)

 

 

循環・筋血流 II

7:30-8:20

体力と循環適応:生理と病態

R. TerjungMissouri Univ.

座長:石原昭彦

(京都大学)

8:30-8:55

運動及び睡眠時の圧受容器反射の急性シフトと交感神経活動

吉本光佐奈良女子大学

座長:斉藤 満

(豊田工業大学)

8:55-9:20

セントラルコマンドと動脈血圧反射の干渉

小峰秀彦(産業技術総合研究所)

 

体液・体温調節

9:30-     10:20

熱ストレスと神経性循環調節

C. Crandall UTSMC (Dallas)

座長:紫藤 治

(島根医科大学)

10:30-10:55

非温熱性要因による発汗と皮膚血流量調節

芝崎 学(奈良女子大学)

座長:井上芳光

(大阪国際大学)

10:55-11:20

暑熱下運動時血圧調節と血漿浸透圧

上條義一郎(信州大学)

 

栄養・運動処方

12:30-13:20

非運動性エネルギー消費

J. LevineMayo Clinic

座長:徳山薫平

(筑波大学)

13:30-14:20

中高年者におけるローイング運動の健康増進効果

樋口 満(早稲田大学)

座長:今泉和彦

(早稲田大学)

14:30-15:20

高齢者死亡の潜在的危険因子

I. SchatzHawaii Univ.

座長:勝村俊仁

(東京医科大学)

 

JTRC 市民公開講座」

テーマ:予防医療と健康スポーツ:イキイキ輝く熟年が地域の未来を変える!

1113日(土)

13:00-13:05

開会の辞

菅谷 昭(松本市長)

座長:能勢 博

(信州大学)

13:05-13:10

挨拶

小宮山 淳(信州大学学長)

 

13:10-14:00

生体エネルギー論とイキイキ熟年

馬詰良樹(東京慈恵医科大学)

座長:田中喜代次

(筑波大学)

14:00-14:50

予防医療とスポーツ医科学の将来

下光輝一(東京医科大学)

 

15:00-15:30

e-ヘルスプロモーションの現状と将来

花岡正明(キッセイコムテック)         

座長:田島文博

(和歌山県立医科大学)

15:30-16:00

健康サービス産業の未来像

源野広和(三洋電機)

 

16:00-16:30

最近のスポーツ栄養製品と社会ニーズ

土居達也(大塚製薬)

 

 

 

4.討議方法および論文集出版までの過程

 

討議方法はフォーラム開催前から以下に示す手順にしたがって行う。

 

1)発表者は、遅くとも平成16年9月15までに英文6,0009,000words程度(B5版刷り上がり1015ページ)の英文総説を実行委員長(能勢)宛に提出する。(図および表はそれぞれ300wordsと換算する。)

2)実行委員長は、フォーラムの遅くとも平成16101までに参加者全員に論文集を配布する。

3)あらかじめ各トピックスごとに指定された査読者は、フォーラムまでに論文を査読し、コメント等を整理しておく。

4)フォーラム当日発表にひきつづく討議において、査読者はあらかじめ準備してきたコメントにしたがって討議を行う。この際、査読者以外の参加者も討議に加わることができる。討議は発表内容をより充実させ、一般に受け入れ易くするために行う。

5)発表者は、フォーラム終了後、討議結果に従って論文を改訂し、平成161220までに実行委員長宛に提出する。

6)実行委員長は、それらの最終チェックを行い、Cooper Publishing Groupに提出する。

7)ゲラ校正は委員長から各発表者に依頼し、最終ゲラ提出後遅くとも1カ月以内に出版する。 本の題名等は、Exercise, Nutrition, Environmental Stress, vol. 4, International Sports Science Network Forum Nagono 2004, ed. by H. Nose, M. Joyner, K. Miki 

 

出版社:

Cooper Publishing Group

P.O. Box 1129

Traverse City, MI 49685

TEL  0011-231-933-9958

FAX  0011-231-933-9964

e-mail   ICooper100@aol.com

 

5.組織委員会

 

「名誉顧問」

     黒田 善雄  東京大学名誉教授・IOC医事委員

     小宮山 淳  信州大学・学長

「顧問」

     馬詰 良樹  東京慈恵医科大学教授・日本体力医学会理事長

     下光 輝一  東京医科大学・厚生労働省「健康日本21」評価委員

     本間 研一  北海道大学・日本生理学会環境生理学分野・元常任幹事

     彼末 一之  早稲田大学・国際生理学連合温熱生理分野・理事

     大橋 俊夫  信州大学・医学部長

     谷口俊一郎  信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系専攻長

「組織委員会」

                        能勢 博    信州大学 (委員長)

                        今泉和彦    早稲田大学

                        三木健寿    奈良女子大学

                        古賀俊策      神戸芸術工科大学

「実務委員会」

                        井上芳光      大阪国際女子大学 (委員長)

                        近藤徳彦      神戸大学

                        鷹股 亮      奈良女子大学

                        永島 計      早稲田大学

                        西保 岳      筑波大学

 

「国外招待者」

     Craig Crandall     Texas Southwesterm Medical Center

     Niki Dietz         Mayo Clinic and Foundation

     Michael Joyner     Mayo Clinic and Foundation

     Jim Levine         Mayo Clinic and Foundation

     Bente Pedersen     CMRC

     Irwin Schatz       Hawaii University

     Ronald Terjung     Missouri University

「参加予定者」

     石原昭彦           京都大学

     大平充宣           大阪大学

     勝村俊仁           東京医科大学

     上條義一郎         信州大学

     源野広和           三洋電機(株)ヘルスケアシステム研究部

     小峰秀彦           産業技術総合研究所

     斉藤 満           豊田工業大学

     紫藤 治           島根医科大学

     芝崎 学           奈良女子大学

     征矢英昭           筑波大学

     田島文博           和歌山県立医科大学

     田中喜代次         筑波大学

     徳山薫平           筑波大学

     土居達也           大塚製薬(株)佐賀栄養研究所

     花岡正明           キッセイコムテック(株)ソフトメディア技術研究所

     浜岡隆文           鹿屋体育大学

     林 直亨           九州大学

     檜垣靖樹           佐賀大学

     前田清司           筑波大学

     増木静江           Mayo Clinic

     松川寛二           広島大学

     水野正樹           早稲田大学

     森本恵子           奈良女子大学

     山崎文夫           産業医科大学

     吉本光佐           奈良女子大学

     渡辺達生           鳥取大学

 

. 申し込み方法

 

● 一般演題募集は行いませんが、来聴および討議参加を歓迎致します(参加費無料)。レセプション、懇親会はそれぞれ一般¥8,000、学生¥3,000、です。参加希望の方は、会場準備の関係上1027日までに下記事務局にお申し込み下さい。

390-8621 松本市旭3-1-1

 

信州大学・大学院医学研究科・スポーツ医科学分野

岡村亜希子

TEL: 0263-37-2681/ FAX: 0263-34-6721

E-mail: i-sports@sch.md.shinshu-u.ac.jp

 

● 宿泊は下記旅行代理店にお申し込み下さい。

390-0811松本市中央2-6-1  日本旅行(松本支店)

小林幸徳

TEL 0263-34-5555/ FAX 0263-35-3925/ matsumoto_office@nta.co.jp

http://www6.nta.co.jp/matsumoto/