国際交流・留学

　2024年3月末から2か月間にわたり、医学科5年生7名が海外にて基礎研究および臨床実習を行いました。内訳は、米国・カリフォルニア大学デイビス校に1名、ドイツ・ドレスデン工科大学に4名、イタリア・トリエステ大学に1名、タイ・マヒドン大学に1名で、そのうち5名が臨床中心の実習に取り組みました。全員が多くの困難を乗り越えつつ、多くのことを学び、大いに成長し、無事に信州大学に帰着しました。
　帰国後、2024年7月18日と25日にわたり、医学生や教職員に向けた帰国報告会（第27・28回国際交流セミナー）が開催されました。この席で、医学教育研修センターの森政之先生と藤井千文先生から温かい励ましの言葉を頂戴し、参加者は大いに勇気づけられました。また、会の終了後には後輩の皆さんと自由に話す機会が設けられ、リアルな留学経験を共有する貴重な場となりました。後輩の皆さんは先輩から海外留学の素晴らしさや必要な準備について直接聞くことができ、留学への意欲を高めることができました。
　今回の実習を通じて、多くの経験を積んで大きく成長した7名の学生には、今後も広い視野を持ち、医師・研究者としての留学を視野に入れて活躍してほしいと願っています。また後輩たちに対しても、海外留学の魅力を伝え、勇気を与えてもらいたいと思います。

7名の学生の体験記と学びの記録は、以下のリンクからご覧いただけます。
➡　https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/international/voice/student01/2023-1/

　最後に、この度の留学に際し、松医会海外留学奨学金のご支援を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。

医学部 国際交流推進室 室長、国際医学研究推進学 教授 田中直樹