お知らせ
吸入指導連携について
吸入指導連携のご案内
平素より、本院の院外処方せんの応需につきまして、各段のご協力をいただき誠にありがとうございます。喘息・COPD治療のガイドラインにおいて、吸入療法は重要な位置づけを占めております。吸入療法は、患者の理解並びにその手技が治療効果や副作用予防に大きく影響するため、患者への継続的な吸入指導が不可欠であるとされております。このため、本院では医療機関と地域保険薬局が連携し吸入指導を行えるよう、2017年12月4日より「吸入指導依頼書・報告書」「吸入指導報告書(2回目以降用)」を用いた吸入指導連携を開始することとなりました。
つきましては、 吸入指導連携マニュアルをご確認いただき、患者が「吸入指導依頼書・報告書」を持参した際には、吸入薬の服薬指導及び報告にご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
吸入指導連携における各職種の役割と流れについて
『初回指導もしくは吸入手技確認依頼の場合』(図1)
保険薬局薬剤師はデバイスごとの説明書(製薬会社作成)と「吸入指導依頼書・報告書」のチェックリスト、吸入練習用デバイス等を用いて吸入指導を実施し【③】、その結果を病院薬剤部(FAX : 0263-37-3034)にFAX送信する【④】。
吸入指導において、処方された吸入薬を変更する必要がある場合等、急を要する場合は、医師に疑義照会を行い、対応を協議する。
病院薬剤師は、送られてきたFAXの内容を確認し、医師に情報提供する。「問題あり」と判断した患者については、医師と対応を協議する【⑤】。その後、必要に応じて医師や保険薬局に、吸入薬の再指導の提案等を行う。

『2回目以降の場合』(図2)
保険薬局薬剤師は、定期的に服薬アドヒアランスや副作用の確認を行う。また、初回の吸入指導以降は、定期的に吸入手技の再確認を行うのが望ましい【⑥】。服薬アドヒアランス不良や副作用等の問題点を発見した場合、もしくは吸入手技の再確認を行った場合、「吸入指導報告書(2回目以降用)」に記入して、薬剤部(FAX : 0263-37-3034)にFAX送信する【⑦】。ただし、急を要する場合は医師に疑義照会を行い、対応を協議する。
・病院薬剤師は、送られてきたFAXの内容を確認し、医師に情報提供する。「問題あり」と判断した患者については、医師と対応を協議する【⑧】。その後、必要に応じて医師や保険薬局に、吸入薬の再指導の提案等を行う。

※吸入指導連携における関連資料は下記を必要に応じてダウンロードし、お使いください。
◎関連資料
〇「吸入指導報告書(2回目以降用)」・・・ デバイスごとに用意してあります。必要時にご利用ください。
・エリプタ用(レルベア・アノーロ・エンクラッセ・アニュイティ用)
エリプタ(Excel)
エリプタ(PDF)
・タービュヘイラー用(シムビコート・パルミコート・オーキシス用)
タービュヘイラー(Excel)
タービュヘイラー(PDF)
・エアゾール用(フルティフォーム・アドエア・キュバール・オルベスコ・メプチン・サルタノール用)
エアゾール(Excel)
エアゾール(PDF)
・ブリーズヘラー用(ウルティブロ・オンブレス・シーブリ用)
ブリーズヘラー(Excel)
ブリーズヘラー(PDF)
・レスピマット用(スピリーバ・スピオルト用)
レスピマット(Excel)
レスピマット(PDF)
・ディスカス用(アドエア・フルタイド・セレベント用)
ディスカス(Excel)
ディスカス(PDF)
・ツイストヘラー用(アズマネックス用)
ツイストヘラー(Excel)
ツイストヘラー(PDF)
・ハンディヘラー用(スピリーバ吸入用カプセル用)
ハンディヘラー(Excel)
ハンディヘラー(PDF)
・ジェヌエア用(エクリラ用)
ジェヌエア(Excel)
ジェヌエア(PDF)
〇 吸入指導連携マニュアル
ご不明な点がありましたら、信州大学医学部附属病院薬剤部調剤室(TEL : 0263-37-3013)までお問合せ下さい。
(担当者:土屋、吉川、池村、岩間)