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制御工学研究室
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千田・種村研で学びたい方へのメッセージ

卒業研究の配属は例年4月初旬に決定されます.配属数は年度によって変動しますが,4~5名程度を受け入れています.


修士課程学生の受け入れ人数は,概ね3~4名ですが,年度によって変動します.修士課程の入学試験は7月頃に実施されます.詳しくは信州大学工学部Webページ等でご確認下さい.


卒業研究,修士課程研究において,一貫して制御工学を学ぶことができれば,専門的知識を蓄積することができ,制御エンジニアとして活躍することが可能です.工業技術における制御工学の重要性は益々高いものになっています.これは,自動車において電子制御等,多くの自動制御が活用されていることを見れば明らかです.


修士課程修了後,博士課程への進学も可能です.博士課程3年間を制御工学研究に費やし,学位を取得することができれば,十分な専門性を備えた立派な研究者です.博士課程の専門性を持ち,しかも他分野の知識に敏感なバランスの良いエンジニアは企業においても最も重宝されることでしょう.社会人として活躍しつつ,大学で専門性を深める社会人ドクターコースの学生も増えています.


千田・種村研究室では、


  • ◆積極性を持った人
  • ◆好奇心旺盛な人
  • ◆体を動かす事(実験)が好きな人

などを募集しています.楽をして卒研を済ませたい人には向いていません.しかし,千田研究室での研究活動を経験すれば,エンジニア,あるいは社会人として必要な「何か」を見つけることができるでしょう.


大学の4年生,修士課程2年間は,人生において最も充実した学究活動を行える時期であり,研究室選びはその後の人生を左右しかねない重大な決断です.自分に合った研究室を選び,納得の行く学生生活を送って下さい.


平成29年度 卒業研究・修士論文研究テーマ候補

  • ・極性により異なる入力無駄時間を含む系の制御設計
  • ・離散値入力を伴う系におけるサーボ系設計
  • ・切り替え制御系の設計と空圧式除振台への応用
  • ・ホウレンソウ自動収穫ロボットの開発
  • ・表層土壌を進行する剛体の状態推定と運動制御
  • ・オンオフ操舵によるクローラの走行制御
  • ・カルマンフィルタに基づく地表面位置推定
  • ・レタス自動収穫装置の開発
  • ・画像処理によるレタス自動収穫装置の経路生成
  • ・その他
   

卒業研究の進め方

  • ◎一人1テーマを基本とします.それぞれ異なった研究テーマについて研究を行います.でも独りぼっちで研究を進めるわけではありません.心強い先輩,研究室仲間など,協力し合いながら研究を進めて下さい.

  • ◎4月~5月は制御工学の勉強期間です.倒立振子や並行2輪車など,千田研究室の実験装置の制御プログラムを自分自身で作成し,思うままに制御できる喜びを体験して下さい.

  • ◎週1回の輪講(ゼミ)を行います.研究を進めて行く上で直面した課題をどのように解決するか,教員,研究室メンバーと共に方針検討を行います.これを通して,研究の進め方,結果の纏め方,説明の仕方などをマスターして貰います.

  • ◎12月頃を目処に中間発表会を実施します.プレゼンテーションの方法を学んで下さい.

  • ◎制御工学の知識を深めるため,ディジタル制御理論,現代制御理論などの本を読みます.その上で,アドバンスドな制御工学の本を輪読します.

  

修論研究の進め方

  • ◎卒業研究と同様,一人1テーマで研究します.

  • ◎修士論文研究では主体性を重視します.自由な発想で,積極的に取り組んで下さい.

  • ◎週1回の輪講(ゼミ)を行い,研究の途中経過について,研究室メンバーとディスカッションします.

  • ◎修士課程修了までに,学術誌に論文を投稿することが目標です.先ずは国内の学術講演会で研究発表することを目指しましょう.皆さんの先輩方はもれなく国内学会での研究発表を経験しています.度胸がつきます.

  • ◎良い成果が出れば,海外の学術講演会で発表することもできます.