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資料のご紹介一覧

 1949年5月31日、新制国立大学が一斉に発足しました。本学は、翌日6月1日を開学記念日としています。  記念日にちなんでこちらの資料をご紹介します。 バックル 1950(昭和25)年10月30日 真鍮:36mmx48mm 大学史資料センター 蔵  これは、信州大学開学の記念品としてつくられたベルトのバックルです。表には「大學」の文字とコマクサの彫刻が施されています。開学当時からコマクサが信州大学の象徴であったことがうかがえます。  こちらはバックルの裏側ですが、「信州大学開学記念 1950.10.30.」と彫られています。あれ?と思った人はいませんか。開学記念日は6月1日なのに、10月30日?しかも、1949年ではなく1950年? なぜ1950年10月30日なのでしょうか。  そこで、信州大学の開学から開学式までの歩みをたどってみると。。。 ▶1949年6月1日:開学   5月31日の国立学校設置法の公布・施行により、各都道府県に設置された新制国立大学69校の一つとして、  信州大学は6月1日に開学 ▶1949年6月:第1回入学試験・合格発表  文理学部・教育学部・工学部・農学部は、長野と松本を会場に第1回入学試験を実施し、 文理学部175名、  教育学部423名、工学部151名、農学部94名が合格しました。 繊維学部は、上田と東京を会場に第1回入学  試験を実施し、120名が

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 現在開催中(4/1~5/31)の春季企画展「信州大学のなりたち -創立を夢見た明治から現在までのあゆみ-」に関連して行われたギャラリートークでは、1970年に撮影された空撮写真パネルを見ながら松本キャンパスの歴史についても解説しました。ギャラリートークに参加の皆さんは、当時と現在のキャンパスの風景の違いに興味津々のようでした。 そこで、大学史資料センターが所蔵する各キャンパスの空撮写真をご紹介します。現在ある5つのキャンパスの写真の裏には「1970.11.9」と書かれてあり、同日または同じころに撮影されたものだと思われます。また、人文・理・経法学部の前身である文理学部は、1973年に旭キャンパス(現 松本キャンパス)に移転するまでは、あがたの森公園の敷地にありました。写真は1960年代のもので、旧制松本高等学校以来の校舎は重要文化財となっています。  キャンパス内の建物はもちろん、周囲の様子も今とは随分違っています。それぞれがどのキャンパスの写真かわかりますか?         答えを知りたい方はこちらから ⇒ スライドショー「信州大学歴史探訪」【一覧】 <関連リンク>【春季】信州大学 大学史資料センター企画展「信州大学のなりたち-創立を夢見た明治から現在までの歩み-」のご案内

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「開学記念日」関連資料

2022.05.26  [ お知らせ ]   [ 資料のご紹介 ] 
 6月1日は信州大学の開学記念日です。 この日にちなんでこちらの資料をご紹介します。     文部省学校教育局長開学認可通知「新制国立大学設置について」  1949(昭和24)年5月31日  大学史資料センター 蔵  これは、文部省学校教育局長が、1948(昭和23)年7月31日付けの信州大学の設置申請について、大学設置委員会による認可の答申内容を信州大学創立事務責任者へ通知したものです。信州大学では、国立学校設置法の公布により"信州大学"が発足した1949(昭和24)年5月31日の翌日の6月1日を「開学記念日」としています。 このとき、大学創立事務責任者であったのは竹内松次郎です。医学部の前身である松本医学専門学校初代校長・松本医科大学学長を務めた竹内は、信州大学の設立に最も尽力した人物です。 資料の右端に、「十松 昭和24年6月21日」のサインと印章が押されています。「十松」とは竹内松次郎の雅号で、練馬の自宅に立派な10本の松があったことに由来しています。 内容をみると、位置を松本大字桐109に置き、学部学科は6学部13学科としています。また、条件として、校舎や実験室等の整備と図書・教員の充実をはかること、これらの実施については大学設置委員会に報告をし、必要な場合は同委員会に協議すること等が記されています。  また、本文中、色の濃い部分が2か所あります。「委員」の部分です。上か

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      印鑑ケース

      印鑑ケース

【第4回】大学史資料センター企画展「SUNS-人をつなぐ・キャンパスをつなぐ-」に関連する資料をご紹介します。SUNSの第1期工事から第4期工事までのすべてが完成したことを記念して製作された印鑑ケースです。(品質形状:木材、8.5㎝×16㎝×4㎝)SUNSには、無線機器やマルチメディア多重化装置の納品などにNEC(NECネッツエスアイ)が関わっていました。その業務に携わった荒井さん(NEC)の発案で制作されたSUNS完成記念のお祝いの品です。蓋の表面には、レーザー加工によってSUNSの象徴ともいえるパラボラアンテナと鉄塔が彫られています。絵柄は繊維学部常田キャンパスの鉄塔です。 蓋を開けると、朱肉の部分と印鑑を置く凹型のスペースがあります。 <関連リンク>【第4回】大学史資料センター企画展「SUNS-人をつなぐ・キャンパスをつなぐ-」のご案内