旧松本歩兵第五十連隊 糧秣庫(国登録有形文化財) 医学部 資料室 明治41年以降、松本に駐屯した第五十連隊が食料保管庫として使用していました。戦後、跡地に松本医学専門学校が移転し、建物を校舎や倉庫などとして使用しました。外壁はイギリス積で、欠円アーチ窓を開き、北面三箇所、西面一箇所の戸口を設け、小屋組はキングポストトラス構造です。松本キャンパスには、第五十連隊に由来するレンガ造りの建物がいくつか残されています。 〇 次の記事も併せてご覧ください。 ・「信州大学歴史探訪マップ」発行のご案内 ・スライドショー「信州大学歴史探訪-キャンパスに刻まれた記憶ー」のご案内 〇 赤レンガで繋ぐ、時・街・人。登録有形文化財の修繕プロジェクトが推進されています。 ※ 大学史資料センターもプロジェクトに協力しています。 プロジェクトのWebページ https://readyfor.jp/projects/shinshu-u-akarenga-first から引用 赤レンガ倉庫の歴史 〜「武」と「学」の松本市〜 松本市には1908(明治41)年に陸軍の松本歩兵第五十連隊が設置され、1919年には全国9番目の高等学校である松本高等学校が設置されました。 松本に「武」と「学」に関する重要な施設がそろい、そこで生活
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旧長野県庁 書籍庫(国登録有形文化財) 教育学部 同窓会 赤煉瓦館 旧長野県庁の書籍庫として建設され、のちに県庁が移転した際に長野県師範学校が譲り受けました。基礎部分は切石で、イギリス積外壁の四隅に柱形を現し、階間の胴蛇腹に焼過煉瓦を用い、開口部の楣や扉吊元には石材を用いています。内部は小屋組現しとなっており、キングポスト・トラス構造を見ることができます。長年、師範学校時師範学校時代の蔵書を保管していましたが、2017年に内部を改修し、同窓会赤煉瓦館として生まれ変わりました。 〇次の記事も併せてご覧ください。 ・「信州大学歴史探訪マップ」発行のご案内 ・スライドショー「信州大学歴史探訪-キャンパスに刻まれた記憶ー」のご案内 〇信州大学教育学部同窓会のホームページはこちらです。
旧長野県長野工業試験場の建物 工学部 武道場 長野工業専門学校が、長野県から既設の長野工業試験場を譲り受けた際に引き継がれた建物で、材料実験室として使用されました。その後、武道場として利用され、曳家の建築技法で現在の位置に移動されました。下見板張りの外壁に窓を大きく採り、さらに越屋根にも採光窓が取り付けられています。内部は小屋組のトラス構造がよく観察でき、建築学習教材となっています。 〇次の記事も併せてご覧ください。 ・「信州大学歴史探訪マップ」発行のご案内 ・スライドショー「信州大学歴史探訪-キャンパスに刻まれた記憶ー」のご案内
芋ノ田開墾地の横井戸 農学部 横井戸及び原杉水神碑 伊那キャンパス内には、伊那地域の扇状地開拓には不可欠だった水源の確保のため、明治時代に掘削された2本の横井戸が残っています。現在も、水路出口にはきれいな水が流れており、傍らに立つ水神碑が、先人の知恵と苦労を物語っています。構内演習林の中には開拓の石碑も置かれ、明治時代にこの土地を開墾、開田し、水利を得たことの功績を伝えています。 〇次の記事も併せてご覧ください。 ・「信州大学歴史探訪マップ」発行のご案内 ・スライドショー「信州大学歴史探訪-キャンパスに刻まれた記憶ー」のご案内