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資料のご紹介一覧

 現在開催中(4/1~5/31)の春季企画展「信州大学のなりたち -創立を夢見た明治から現在までのあゆみ-」に関連して行われたギャラリートークでは、1970年に撮影された空撮写真パネルを見ながら松本キャンパスの歴史についても解説しました。ギャラリートークに参加の皆さんは、当時と現在のキャンパスの風景の違いに興味津々のようでした。 そこで、大学史資料センターが所蔵する各キャンパスの空撮写真をご紹介します。現在ある5つのキャンパスの写真の裏には「1970.11.9」と書かれてあり、同日または同じころに撮影されたものだと思われます。また、人文・理・経法学部の前身である文理学部は、1973年に旭キャンパス(現 松本キャンパス)に移転するまでは、あがたの森公園の敷地にありました。写真は1960年代のもので、旧制松本高等学校以来の校舎は重要文化財となっています。  キャンパス内の建物はもちろん、周囲の様子も今とは随分違っています。それぞれがどのキャンパスの写真かわかりますか?         答えを知りたい方はこちらから ⇒ スライドショー「信州大学歴史探訪」【一覧】 <関連リンク>【春季】信州大学 大学史資料センター企画展「信州大学のなりたち-創立を夢見た明治から現在までの歩み-」のご案内

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「開学記念日」関連資料

2022.05.26  [ お知らせ ]   [ 資料のご紹介 ] 
 6月1日は信州大学の開学記念日です。 この日にちなんでこちらの資料をご紹介します。     文部省学校教育局長開学認可通知「新制国立大学設置について」  1949(昭和24)年5月31日  大学史資料センター 蔵  これは、文部省学校教育局長が、1948(昭和23)年7月31日付けの信州大学の設置申請について、大学設置委員会による認可の答申内容を信州大学創立事務責任者へ通知したものです。信州大学では、国立学校設置法の公布により"信州大学"が発足した1949(昭和24)年5月31日の翌日の6月1日を「開学記念日」としています。 このとき、大学創立事務責任者であったのは竹内松次郎です。医学部の前身である松本医学専門学校初代校長・松本医科大学学長を務めた竹内は、信州大学の設立に最も尽力した人物です。 資料の右端に、「十松 昭和24年6月21日」のサインと印章が押されています。「十松」とは竹内松次郎の雅号で、練馬の自宅に立派な10本の松があったことに由来しています。 内容をみると、位置を松本大字桐109に置き、学部学科は6学部13学科としています。また、条件として、校舎や実験室等の整備と図書・教員の充実をはかること、これらの実施については大学設置委員会に報告をし、必要な場合は同委員会に協議すること等が記されています。  また、本文中、色の濃い部分が2か所あります。「委員」の部分です。上か

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      印鑑ケース

      印鑑ケース

【第4回】大学史資料センター企画展「SUNS-人をつなぐ・キャンパスをつなぐ-」に関連する資料をご紹介します。SUNSの第1期工事から第4期工事までのすべてが完成したことを記念して製作された印鑑ケースです。(品質形状:木材、8.5㎝×16㎝×4㎝)SUNSには、無線機器やマルチメディア多重化装置の納品などにNEC(NECネッツエスアイ)が関わっていました。その業務に携わった荒井さん(NEC)の発案で制作されたSUNS完成記念のお祝いの品です。蓋の表面には、レーザー加工によってSUNSの象徴ともいえるパラボラアンテナと鉄塔が彫られています。絵柄は繊維学部常田キャンパスの鉄塔です。 蓋を開けると、朱肉の部分と印鑑を置く凹型のスペースがあります。 <関連リンク>【第4回】大学史資料センター企画展「SUNS-人をつなぐ・キャンパスをつなぐ-」のご案内
 【第4回】大学史資料センター企画展「SUNS-人をつなぐ・キャンパスをつなぐ-」の関連資料をご紹介します。 1986(昭和61)年4月、将来計画委員会大学院専門部会の中に設置されたシステム専門部会より「信州大学情報ネットワークシステムについて(報告)」が報告され、SUNSの骨格が決まります。  1987(昭和62)年より第一期工事が始まり、1988(昭和63)年4月から、松本の旭キャンパスと工学部の若里キャンパスにおいて、SUNS(信州大学画像情報ネットワークシステム)が稼働するのです。  この「昭和63年度学生募集要項」は、まさにSUNSが実際に使われ始めた年のものです。 要項p.42-43に、「画像情報ネットワークシステム」について案内されています。大学が新たに導入する画期的なシステムを図入りで紹介し、学生に対して信大の新たな魅力を伝えるなど、力を入れていることが伺えます。当時はまだ「SUNS」ではなく、「画像情報ネットワークシステム」という名称でした。 ちなみに、「SUNS」という名称が使われるようになるのは、2年後の繊維学部常田キャンパスにネットワークが繋がったことをお知らせした学報第433号(平成2年4月1日)の「信州大学画像情報ネットワークシステム(SUNS)の利用について」において、「また、教職員及び学生の皆様により親しんでいただくために信州大学画像情報ネットワーク

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