国際交流・留学
2016年春 ドイツ「ドレスデン留学を終えて」(基礎研究)
知久 喜明さん(2017年卒業、2020年信州大学医学部附属病院 眼科入局) 期間:2016年3月~6月 基礎研究(ERASMUS+交換留学) ドレスデン工科大学のMorawietz先生は2016年の9月に信州を訪れており、その時の大学の案内を私が務めたというご縁もあって、このような貴重な機会に恵まれました。 TUD 所属研究室では私の研究計画の構想力を評価してくれる一方、実践経験が足りないことに気づいていて、私にたくさん失敗させることを目標にしていたと後で知りましたが、おかげで研究の大変さが骨身に沁みて分かりました。そして、自分で考えることの重要性を何度も説かれ、研究において失敗を重ねる勇気を学びました。 異国の地で日本人はマイノリティです。言葉は伝わらず生活習慣も全然違います。研究室で言葉は特に障壁でした。研究手技を何も知らないのに英語の説明を受けて PCR をいじろうとするので当然うまくいきません。それでも伝えよう、教わろうと努力すると、身振り手振りも交えてなんとかコミュニケーションが取れました。その結果、実験は進み、私は研究成果を日本に持ち帰ってくることができました。 臨床研修の 2 年間を終えた今、私は眼科に進みますが、眼科の分野でまた研究留学にチャレンジしたいと考えています。
派遣先:ドイツ ドレスデン工科大学(信州大学医学部協定校)