国際交流・留学

　2023年9月15日、大学間協定校であるイタリア　トリエステ大学と、 PhD course in Sciences of Reproduction and Development を開催致しました。3回目となる今年のオンラインセミナーは、「食・運動と健康科学」をテーマにトリエステ大学、信州大学医学部、バイオメディカル研究所の共催で行われ、信州大学から15名、トリエステ大学から37名の大学院生・教員が参加しました。バイオメディカル研究所招聘教授である Gabriele Stocco 教授のご挨拶の後、田中直樹教授（国際医学研究推進学、国際交流推進室）が「Agricultural foods from green Shinshu for preventing obesity and fatty liver disease」と題して、信州オリジナルの機能性食品による肥満・脂肪肝疾患の予防法について講演しました。また本学からは増木静江教授（スポーツ医科学、バイオメディカル研究所）が「Effects of milk product intake during aerobic exercise training for preventing heat illness and lifestyle-related diseases」と題して、乳製品の摂取によるインターバル速歩の有効性増強効果とその分子機構について、お話し頂きました。両校の参加者から多くの質問が投げかけられ、活発な Discussion が繰り広げられました。
　また2023年9月から3か月間、医学科5年生の河島大智さんと直江翔吾さんが Stocco 教授の研究室で基礎研究の研修を行っています。お二人とも現地でこの PhD コースに参加し、両校で展開されている医学研究を学ぶことができました。今回の PhD コースを契機に、両校の共同研究や学生・研究者の交流がさらに活性化することを祈っております。

医学部　国際医学研究推進学・国際交流推進室　教授　田中直樹

※今回の講演を学内限定 eALPS 「国際交流・留学」へ掲載する予定です。出席できなかった医学生は是非アクセスしてみてください。また講演の様子を動画に収めていますので、興味のある大学院生・研究者の方は、国際交流推進室までご連絡ください。