国際交流・留学
イタリア トリエステ大学とPhD course in Sciences of Reproduction and Developmentを開催しました
2022年9月16日、大学間協定校であるイタリア トリエステ大学と、PhD course in Sciences of Reproduction and Development をオンラインで開催致しました。昨年に引き続き、トリエステ大学、信州大学医学部およびバイオメディカル研究所の共催で行われ、約20名の大学院生と教員が参加しました。バイオメディカル研究所招聘教授であるGabriele Stocco教授のご挨拶の後、森政之准教授(加齢生物学教室、バイオメディカル研究所ニューロヘルスイノベーション部門)が「BALB/c-Cpoxnct mouse as an authentic model for hereditary coproporphyria」と題して、遺伝性ポルフィリン症の病態モデルの樹立、動物モデルを用いた病態解析について、お話しくださいました。またNiko Moritz 先生(University of Turku, Finland)が骨折治癒に対するバイオマテリアルの開発についてご講演くださいました。両校の参加者から質問が投げかけられ、活発なDiscussionが繰り広げられました。
今回のPhDコースでは、大きな進歩がありました。医学科5年生 平岩伽菜さんが、2022年9月より3か月間、Stocco教授の研究室で基礎研究の研修を行っています。平岩さんは現地でこのPhDコースに参加し、トリエステ大学で展開されている様々な医学研究を知り、その楽しさと奥深さを実感できたそうです。オンラインだけでなく、現地でも対面するハイブリッドな交流を通じて、研究の裾野が広がることが期待されます。来年度も、トリエステ大学とのPhD コースを企画し、両校の共同研究や学生・研究者の交流を促進させたいと考えております。
医学部国際交流担当教授 田中直樹
※今回の講演を学内限定eALPS「国際交流・留学」へ掲載する予定です。出席できなかった医学生は是非アクセスしてみてください。また講演の様子を動画に収めていますので、興味のある大学院生・研究者の方は、国際交流推進室までご連絡ください。