国際交流・留学

信州大学医学部には、「将来米国で医師として働きたい」　と考えている学生さんがいます。一方、在学中にどのような準備をしたらいいか、卒業後にどのようなキャリアを歩めばいいのか、同じ目線でアドバイスしてもらえる機会はとても少ないです。そのような学生さんを支援するために、2022年3月23日、第10回国際交流セミナーとして、米国日本人医師会（Japanese Medical Society of America: JMSA）　中川裕介氏の講演会を開催しました。JMSAの医学生代表である大石明彦氏（New York Medical College）のご紹介により、今回の講演会が実現しました。

中川氏は、東日本大震災後に被災地にて震災支援活動を1年間従事したことをきっかけに医師を志し、工学部卒業後、米国ルイジアナ州ニューオリンズの Tulane 大学医学部に入学しました。2022年4月から外科レジデントとして活躍しています。講演会では、米国医学部での生活、USMLEの勉強法、米国で医師として働くために必要なことなどを、わかりやすく話して頂きました。その後、中川氏は参加学生からの質問に丁寧に答えてくださいました。米国医学部を卒業され、米国で外科研修を開始した中川氏の言葉には、タフな環境を乗り越えてきた自信と重みが感じられ、参加者は深い感銘を受けました。

今後もこのような企画を通して、世界に羽ばたこうとする学生さんをサポートしていきたいと考えております。

医学部　国際交流担当教授　田中直樹

講演

「米国医療を目指したとある学生の物語」

米国日本人医師会（JMSA）　　中川　裕介

※講演会、交流会の様子は学内限定で視聴希望の学生さんへUSBを貸し出します。（医学部国際交流推進室までメイルでお問い合わせください）