教員紹介

杉野 健太郎

すぎの けんたろう

杉野 健太郎

英米言語文化 教授

研究分野 英語文学・文化、映画学

現在の研究テーマ

1.アメリカン・ドリームの文化学  

  
 アメリカの建国理念であると同時に近代啓蒙の理念である「アメリカン・ドリーム」が文学作品や映画作品 でどのように表象されているかを研究しています。成果の一部が,杉野編『映画とネイション』(ミネルヴァ 書房,2010)に収録されています。かなり前に出版予告されたままの学術研究書『ドリーミング・アメリカ ― アメリカン・ドリーㇺの文化学』を完成することが目標です。

2.F・スコット・フィッツジェラルドの長編小説における近代化および世俗化の研究


 科研費基盤研究(C)採択の研究課題です。アメリカの作家のなかでもとりわけモダン とポストモダンとの境界にあると思われる,20 世紀初頭のアメリカの作家F・スコット・ フィッツジェラルドの小説における近代化と世俗化(宗教の影響力の弱まり)を研究して います。まず,学術研究書『ギャツビーとモダン・アメリカ ― F・スコット・フィッツジェ ラルドの『グレート・ギャツビー』を読む』の刊行を近々に目論んでいます。

☆直近では、ボームの『オズの魔法使い』とその映画に取り組んでいます。『映画史の論点』、『アメリカ映画史入門』が近いうちに刊行予定です。

研究から広がる未来と将来の進路

人文学部では、英語文学を主に授業で取り扱っています。アメリカ文学だけではなく、毎年、アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスを取り上げています。

アメリカを中心とする英語圏の文学や文化とくに映画を学びます。本物の英語はそう簡単ではなく,また英米をはじめとする英語圏は高等 教育先進国であるだけでなく人口も多く,本国の研究を超えるのは至難ですが,がんばりましょう。// 大学院へ進学する学生もいますが,ジェ ネラリストとして就職する学生がほとんどです。就職業界は,マスコミ,製造業,公務員,金融,客室乗務員など多岐にわたります。

主要学術研究業績

・杉野健太郎編『アメリカ文学と映画』,三修社,2019 年10月。    
アメリカ文学の主要作品の映画へのアダプテーションを論じた論集です。杉野は,フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』のバズ・ラーマンによる映画を論じています。

・杉野健太郎編『映画とイデオロギー』,ミネルヴァ書房 ,2015 年。    
映画『イージー・ライダー』におけるイデオロギー対立の誕生を論じています。

・杉野健太郎編『交錯する映画  アニメ・映画・文学』,ミネルヴァ書房,2013 年。

・杉野健太郎編『映画のなかの社会/社会のなかの映画』,ミネルヴァ書房,2011年。

・杉野健太郎編『映画とネイション』,ミネルヴァ書房、2010年。

映画とネイション(映画学叢書)映画とイデオロギー交錯する映画


次のような学術概説書、翻訳書なども公刊しています。初学者のみなさまにおすすめします。

・杉野健太郎編『アメリカ文化入門』,三修社,2010 年。
・諏訪部浩一編『アメリカ文学入門』,三修社,2013 年[共 著]。
・Sugino, Kentaro.“F. Scott Fitzgerald in Japan.”The F. Scott Fitzgerald Society Newsletter. Vol.25 (2016-17), The F. Scott Fitzgerald Society, April 2017, pp. 18-21.
・『アメリカ文化事典』(2018 年,丸善出 版)[ 項目執筆 ]

アメリカ文化入門アメリカ文学入門

以下は翻訳書です。

・スティーヴ・ブランドフォードほか著『フィルム・スタディーズ事典』、監修・共訳、フィルムアート社、2004 年。
・スチュアート・シム編『ポストモダニズムとは何か』、共訳、松柏社、2002 年。
・スチュアート・シム編『ポストモダン事典』、監修・共訳、松柏社、2001 年。
・スチュアート・シム編『現代文学・文化理論家事典』、監修・共訳、松柏社、1999 年。
・ジョゼフ・チルダーズほか著『コロンビア大学現代文学・文化批評用語辞典』、共訳、松柏社、1998 年。

コロンビア大学 現代文学・文化批評用語辞典 (松柏社叢書 言語科学の冒険)フィルム・スタディーズ事典―映画・映像用語のすべて

☆海外ジャーナル論文

・Sugino, Kentaro. “Bellow’s The Victim, or Nobody’s World.”(Saul Bellow Journal Vol.13, No.1[Fall 1995].

☆最新学術論文

・Sugino, Kentaro. “Pious Fitzgerald: The Great Gatsby and Modern Belief.” F. Scott Fitzgerald Review of Japan, no.3. 2020.

所属学会と学会での活動

日本映画学会会長,日本 F. スコット・フィッツジェラルド協会会長,日本英文学会中部支部理事,サウンディングス英語英米文学会評議員、を現在務めています。

その他の所属学会は,アメリカ学会,F. Scott Fitzgerald Society,The Society for Cinema and Media Studies (SCMS),The Modern Language Association (MLA),日本映像学会,など。

経歴

1961 年岐阜県生まれ。上智大学文学部哲学科ならびに英文学科卒業。
1989 年上智大学文学修士(英米文学),1989 年駒澤大学苫小牧 短期大学専任講師,1992 年広島大学総合科学部専任講師,1995 年助教授,1997 年信州大学人文学部助教授,2011 年より現職。
ウィ スコンシン大学マディソン校,カリフォルニア大学バークリー校客員研究員を歴任。

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フィッツジェラルドなどの20世紀アメリカ小説とモダニズム文学や映画などの文化を中心に研究しており、また、批評理論ならびに英米文学・文化と英語の教育法にも関心を持っている。

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三浦久 Hisashi Miura 祈りの歌

『アメリカ文学と映画』

『マーク・トウェイン 研究と批評』 「読者の声 文学研究は死なず」

国際学会NL記事 Fitzgerald in Japan

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