教員紹介

すぎの けんたろう

杉野 健太郎

英米言語文化 教授

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映画学叢書『映画史の論点』刊行

映画学叢書(加藤幹郎監修)の杉野健太郎編『映画史の論点』が7月1日日付でミネルヴァ書房より上梓されました。やっと刊行されてほっとしています。


アマゾンなどでは数日前から発売されているようです。興味のある章からお読みいただければ幸いです。


【目次】
『映画学叢書』創刊にあたって(加藤幹郎)
はしがき

第Ⅰ部 映画の〈内〉をめぐって(1)──「構造」と「語り」へのアプローチ

第1章 〈マルチプロタゴニスト映画〉または群像劇映画にみるナラティヴ構造の歴史と理論──グリフィス、『グランド・ホテル』、そして「インディーズ」(小野智恵)

 
第2章 政府と映画の密なる関係──英国、フィルム・タグの主題と語りの特徴について(吉村いづみ)

第Ⅱ部 映画の〈内〉をめぐって(2)──映画史が問うジャンルの歴史と現在


第3章 第二次世界大戦戦闘映画『特攻大作戦』と西部劇『ワイルド・アパッチ』──ヴェトナム戦争中のロバート・アルドリッチ(大勝裕史)

 
第4章 「黒の恐怖」を奪回せよ──黒人ホラー映画史における創造的プロセスをめぐって(ハーン小路恭子)

第5章 血の季節の向こう側 ──『ゴールデン・リバー』と西部劇ジャンルの歴史(川本 徹)


第Ⅲ部 映画の〈内〉をめぐって(3)──「サスペンス」と「音」が問いかけたもの


第6章 クロスカッティングによる観客参加──ヒッチコック映画における「追いかけのサスペンス」を再考する(碓井みちこ)

 
第7章 ジャック・タチ映画の音響表現の特異性──台詞の優位性に対する〈挑戦〉(正清健介)

第Ⅳ部 映画の〈外〉をめぐって(1)──歴史・文学と映画との邂逅


第8章 失われた祖国、彷徨う自己──1920年代のフランスにおける亡命ロシア人映画(小川佐和子)

第9章 『オズの魔法使』と封じ込めの戦略──アダプテーション研究の可能性(杉野健太郎)

 
第Ⅴ部 映画の〈外〉をめぐって(2)──産業としての映画の足跡


第10章 東京国際映画祭の誕生とその変遷に関する考察──「映画祭とは何か」という問いをめぐって(藤田修平)

 
第11章 映画量産時代への序奏──戦後日本の大手映画会社の興行支配と独占禁止法違反をめぐる問題(北浦寛之)

終 章 映画史はいかに語られてきたか ──ニュー・フィルム・ヒストリーからその先へ(仁井田千絵)

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