信州大学

イベント



講義

2009年07月31日
【報告】 GCOE国際特別講演会 講師:Dr. Inder M. Saxena (The University of Texas at Austin, USA)

 本講演会は平成21年7月24日(水)午前10:00〜午後11:00の予定で、会場がAREC4回会議室で行われた。講師は米国のテキサス大学オースチン校から招待したSaxena博士であり、セルロース合成に関する大変興味深い講演を聴くことができた。受講対象者は本学の大学院生と若手教員であり、参加人数は博士課程学生が31名、教員が5名、職員が3名の合計39名と会場がほぼ一杯となった。講演は全て英語で行われたが、講演終了後には予定時間を大幅にオーバーして12時近くまで活発な意見交換が行なわれた。 講演では、最近種々のバクテリアがセルロース合成関連の遺伝子を持つことが報告されてきているが、その生産量が少ない点について、構成する遺伝子の比較から考察がなされた。また、セルロースの合成メカニズムについては、紡糸マシンとしての観点から、マシンを構成するタンパク質複合体の構造面に話が展開した。この中では、セルロースを最もよく合成するバクテリアである酢酸菌と大腸菌などの他のバクテリアのセルロース生産量の違いについて、遺伝子の構成の違いから、翻訳されたタンパク質の膜状での形態などについて、興味深い考察がなされた。セルロースは地球上で最も豊富に存在する有機化合物であるが、その合成過程はまだなぞも多く、今後の研究の発展が期待される講演であった。
(担当 天野良彦)

開催日 2009年7月24日
開催時間 10:00〜11:00
【報告】 GCOE国際特別講演会 講師:Dr. Inder M. Saxena (The University of Texas at Austin, USA)