信州大学

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講義

2009年06月16日
【報告】 GCOE特別講演会 講師:Prof. Channabasaveshwar V. Yelamaggad (Centre for Liquid Crystal Research,INDIA)

本講演会の受講対象者は本学の大学院生と若手教員であり、全て英語で行われるため参加者が少ないのではないかと大変危惧したが、約30名の参加があった。本講演会では、インドの液晶研究所から招待したYelamaggad教授による2つの大変興味深い講演が、平成21年6月10日(水)午前10:40〜午後12:10の予定で、会場が総合工学系研究棟7階ミーティングルームで行われた。前半の約50分間で、演題"Luminescent Discotic Tris(N-salicylideneaniline)s:Synthesis and Mesomorphism"が講演され、質疑応答のあと、演題"Self-Assembly of Supramolecules into Helical Fluid Columns"の講演が12:30頃まで時間を延長して行われた。そして、どの講演にも大変、活発な議論が英語で交わされ、ホスト役は大変安堵した。特に、若手教員が活発に質問していたのが強く印象に残った。前半の講演では、ディスコティック液晶のモルフォロジーと蛍光強度が密接に関係しており、レーサー発光の研究をしている若手教員から活発な質問があった。これを機会に共同研究の可能性も議論された。また、モルフォロジーに興味のあるテニュアー助教からはX線での構造解析に関する質問もあった。後半の演題では、キラル中心を入れたファスミッドタイプの新規な液晶群が、キラルカラムナー構造を持つ多様な液晶相や、ガラス状態、ゲルになるなど、大変興味深い機能材料の合成と物性の話であった。キラルカラムナー構造を持つ液晶相は強誘電性を発現し、スイッチ機能が存在することが注目された。この他、ゲルの話は、本学でゲルの研究をしている大学院生に多くの感銘を与え、大変有意義な講演であった。
(担当 太田和親)
【報告】 GCOE特別講演会 講師:Prof. Channabasaveshwar V. Yelamaggad (Centre for Liquid Crystal Research,INDIA)