信州大学附属図書館 信州大学附属図書館

2月19日(金)信州大学附属図書館セミナーを開催しました

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 2月19日(金),中央図書館2階セミナー室において,「大学図書館におけるアクティブ・ラーニング支援に向けて」をテーマにセミナーを開催しました。当セミナーは,アクティブ・ラーニングの時代における大学図書館の学修支援のあり方を議論することを目的としたもので,信州大学近隣のみならず,遠く九州からの参加者も含めて全国から56名の参加者がありました。また,セミナーの模様は信州大学の各学部キャンパスにもTV会議システムで配信されました。

 セミナーでは,講演2件と事例報告1件があり,講演者と参加者を交えたディスカッションが行われました。

 最初に登壇した金沢大学大学教育開発・支援センターの杉森公一准教授は,「アクティブ・ラーニング型授業を支える学修支援環境:学修支援学生スタッフと学修空間デザイン」と題して,参加者がペアワークを行ったり,クリッカーを使用するなど,アクティブ・ラーニングの様々な手法を用いつつ,先端的な学修支援の姿を提示しました。

 次に東北大学附属図書館の村上康子情報サービス課長は「アクティブ・ラーニングをサポートする人と場:東北大学附属図書館の場合」と題して,東北大学附属図書館における学生の能動的な学びを支援する多様な取組みを紹介しました。

 最後に本学図書館の折井匡から,「ラーニング・アドバイザーのためのスタッフマニュアル作成の試み」と題して,当館の学修支援体制整備をめぐっての報告がありました。

 講演後のディスカッションでも活発な議論が行われ,アクティブ・ラーニングを活性化するためには,教員による授業の改良とともに,学修環境の整備や人的サポートが不可欠であり,教員・職員・学生の協働が重要であるとの発言があるなど,アクティブ・ラーニングの時代において大学図書館が進むべき方向に示唆を与えるセミナーとなりました。

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