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2020年5月アーカイブ

今年入職して2年目になった方に、入職後の様子のお話を聞いてきました。

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 私が勤務している病棟に入院されるのは主に脳神経外科と眼科の患者さんです。

 脳神経外科の患者さんには、手術前〜手術後、退院や転院に向けた看護、保存的治療をする患者さんへの看護を提供しています。術後ADL全介助であった患者さんが退院時には独歩で帰られる姿を見て、片麻痺であった患者さんが自分の力でトイレに行ったり車椅子に乗ったりできるようになる姿を見て、看護師だけの力ではないですが、日々考えながら患者さんに接する中で看護の凄さや奥深さを感じています。

 また、退院支援にも力を入れています。具体的には、眼科の患者さんでは、高齢であっても自己点眼が出来るようにならなければいけないのなら入院中から看護師と共に練習をします。内服薬の自己管理が出来るようなるために、様々な管理方法を検討したりと、まさに個別性にあった看護というものを考え提供しています。私は、自宅での生活や社会での生活が少しでも支障なく再開できるように、また、難しい事ですが、今回の病気や入院が患者さんにとって、全てが悪い事ではなく何かを得られるような良い経験に繋がればといいなと考えながら支援をしています。

 入職1年目には年に何回か集合研修があります。日々は、覚えることばかり、業務に追われるばかりでなかなか自己学習が十分にできないことを感じていましたが、研修は、少し立ち止まって日々の看護を根拠から振り返ることができる機会でした。他病棟の同期から自分の知らない分野を教えてもらったり、グループワークをして同期やアドバイザーさんと意見交換をして刺激を受けたりすることで、「私の知らないことはこんなにある!私ももっと勉強しよう!」と仕事のモチベーションが上がり、とても有意義な時間でした。

 病棟の先輩方は忙しい中でも、丁寧に指導してくれます。ある時、患者さんからの鎮痛薬が欲しいと希望があったのですが、このあと取りに行こうと思い別のことをしていたらすっかり忘れてしまったことがありました。先輩にその旨を報告すると「貴方が別のことをしていた時間、患者さんは痛みをずっと我慢していたことになる。患者さんの苦痛を後回しにしてはいけないよ。」と指導を受け、自分はただ目先の業務に追われていたことに気づき、ハッとしました。業務内容だけではなく、看護師として何をするべきか、またどうあるべきかという本質についても先輩方はしっかりと指導してくださいます。
 できないことわからないことは先輩に伝え、安全に実践できるよう心がけています。先輩は繰り返し一緒にやってくれたり、見守ってくれます。歳の近い先輩も多く、困った時に相談したり話を聞いてもらえたり、とても良い環境で働けています。

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 入職後1年は、学生とは大きく環境が変わり、経験から学ぶことがかなり多くあります。

経験したことを振り返り次に活かせることが大切です。

今回のお話を伺って、経験から学ぶ力をつける!ということも大事だと実感しました。

今年入職して2年目になった方に、お話を聞いてきました。
手術部のスタッフなので「配属部署は手術部を希望しましたか?」からお話を聞いてみました。____________________________________________

 手術部の配属は第1希望でした。中学生の職業体験で病院・手術部に行き、そのころから医療系の仕事に就きたいとなんとなく思っていました。学生の臨床実習で病棟での看護の楽しさも感じたのですが、やはり手術部で仕事がしたいという思いがありました。なので、インターンシップでは、手術部で仕事をする場合の具体的な話を聞きたい、雰囲気を知りたいと思い複数の病院のインターンシップに参加しました。病院により教育体制が違うこともわかりましたし、インターンシップでの話で、自分が成長しひとり立ちしていくイメージができました。教育システムはやはり大学病院が良い、と思って就職先を選びました。

 入職してから、4月は先輩の業務のシャドウイングをし、5月から器械出しが始まりました。5月はこわい、不安という気持ちを持ちながら器械出しをしていたと思います。ドラマでイメージする手術とは異なることもあり、手術の流れなどとにかく覚えることが多いかったと思い出します。最初はできないことが多くて、私は看護師なのに役割を果たせていない、そんな気持ちになることもありました。1年を振り返ると自分で精いっぱいだったなぁと感じます。しかし、ひとり立ちするまでは先輩と一緒に手術につき、できないところはサポートしてもらいながら一人の患者さんの手術を安全に行っています。手術終了後は、先輩と振り返りをしてわからなかったところの確認などをしてきました。今ではひとりでつく手術も増えてきて余裕も持てるようになりました。できることが増え、任せてもらえるようになり、やりがい感を感じられるようになってきました。

 手術室は医師や多職種と業務をします。手術が順調に進むよう流れを覚えることから始まりますが、流れがわかってくると「もっと解剖を勉強したい」と思うようになります。学生の時の解剖の教科書には載っていない細かい解剖について、先輩に聞いたり医師の手術記録を見たり、専門書等でも勉強をしています。学生の時に看護師は「毎日勉強」と言われたのを思い出します。わかるようになる、できるようになると楽しいので日々勉強です。2年目は外回り業務が始まるのでまた違った視点で患者さんがみられるようになりたいです。

 1年目は院内で研修があります。同期は病棟で業務をしているのでみんなができるようになったことが私にはできないと違いを感じてしまうこともあります。手術部の同期とは話をしながら一緒に頑張って乗り越えてきたと思います。同期には助けられています。

手術部で働いてみたいと思っている学生さんへ
病棟とは違うのでイメージしている看護師とは違い大変なこともあります。でも手術部はたくさんのことが学べます。学べることは楽しいですし、やりがいも感じられます。

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仕事は大変なこともあるけれど、楽しい!もっと知りたい!というわくわく感を感じられるお話でした。

看護師は学び続ける姿勢が大事という言葉をあたらめて認識しました。

インターンシップで、教育体制について教育担当から説明をしています。

スプリングインターンシップの情報のかわりにと、教育担当からのメッセージです。

「教育体制について興味がある」と回答していただくことが多いので、ホームページとは少し違う視点の情報です。ぜひご覧ください。

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 看護部の教育理念やキャリアラダーに基づいて、新人看護職の卒後研修プログラムがあります。
詳細は、看護部ホームページの「新人の卒後研修プログラム」をご覧ください。
卒後研修は、集合研修での教育と、所属部署でのOJTの両方で進んでいきます。

 集合研修は、5月から年5回あり、様々な企画があります。
フィジカルイグザミネーション、看護過程、職業人能力は、入職後の成長に合わせて内容をステップアップしていきます。
アドバイザーが患者役になり、診察など行うシミュレーション研修は、ドキドキの体験ですが、振り返りをする中で学びも多いはずです。
 また、研修生に好評な研修は、10月の「分かりやすく説明する」です。一般の方々に患者役としてボランティア参加して頂き、検査や治療を説明します。ボランティアさんからの質問で、医療者だから分かる言葉に改めて気付ける、貴重な体験で、大きな学びが得られます。
研修では、毎回20分程度、研修生だけでおしゃべりする同期交流会があります。他部署の仲間と情報交換や悩み相談をして、ホッとできる時間になっているようです。

 所属部署では、4月にはシャドーイングで先輩の実施する技術・看護を見て学びます。徐々に患者担当を開始しますが、ペアラウンドで先輩とともに観察・ケアを行い、実践のサポート・技術の指導・ケアの振り返りを常に一緒にしていきます。看護技術はe-learningの動画も活用して学べます。1年目の後半には受け持ち患者さんにプライマリーナースとしての看護を展開していきます。
 2年目以降は、院内の研修を通して看護過程や、アセスメント能力、リーダー役割など、自分の成長に合わせて学びを深めていきます。

 2年目以降はキャリアラダーに沿って、能力獲得のプロセスが分かりやすく示されています。自分の成長する姿を描いて、実践能力を高めていくことができます。キャリアアップでは、専門看護師・認定看護師や海外留学などの様々な支援があります。
一緒に学んで成長していきましょう!!

2020年度_新人看護職員卒後研修プログラム.pdf

 当院の移植外科における肝移植は1990年の本邦3例目の生体肝移植から始まり、1993年には世界初の成人生体肝移植を、1999年には本邦初の脳死肝移植を成功させています。

 移植外科の多職種カンファレンスの様子です。
医師、病棟看護師、リハビリ療法士(PT・OT)、薬剤師、管理栄養士、移植コーディネーターが参加しカンファレンスを実施しています。

専門職の立場で患者の状態をアセスメントし、専門職としての関わりや、気になることを提起しながらディスカッションしていました。

それぞれの専門職が、患者さんが良い状態で治療ができるように配慮していることが感じられるカンファレンスでした。

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 当院は全国で25施設しかない脳死肝移植認定施設です。そのため長野県のみならず近隣の県からも広く患者さんを受け入れています。地元の医療機関と連携し、遠方の患者さんでも安心できる医療体制を整えています。

「病院見学をしたい」というお問い合わせをいただいております。

大変申し訳ないのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ
現時点では病院見学をお断りしております。

病院見学が可能になりましたら、改めてお知らせをいたします。

就職説明会は予定通り行います。

 就職説明会 (半日コース)

  日時 :2020年8月3日(月) 
  時間:13:30~16:00(13:00開場)

参加ご希望の方は、7/31(金)12時までに看護管理室(0263-37-2739)までお電話
またはメールでお申し込みください。

採用試験について、お問い合わせをいただいております。
現在、下記日程で予定通り行う予定です。

  第1回:2020年6月26日(金)
  第2回:2020年7月18日(土)
  第3回:2020年8月01日(土)
  第4回:2020年8月21日(金)

その他にお問い合わせいただくのが、

「書類を試験日の2週間前までに連絡先へ郵送または持参してくださいとなっていますが、現在学校が休校中のため【履修終了科目についての成績証明書】が2週間前までに提出できないかもしれません。どうしたらよいでしょうか?」

学校が休校中で臨床実習もできない大変な状況と思います。

採用試験の提出書類については、以下の対応でお願いいたします。

成績証明書について、休校等で他の書類と一緒に提出できない場合は、履歴書にその旨を記載してください。 
成績証明書の提出について、採用試験日前日までに郵送、もしくは当日に持参してください。

上記の対応も難しい場合は、個別にお問い合わせください。 

新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、2020年春のインターンシップの開催を中止させていただきました。
ご参加を予定されていた皆様、大変申し訳ございません。

夏季インターンシップを1日追加することにしました。

■夏季インターンシップ

第1回:2020年7月28日(火)
第2回:2020年8月11日(火)
第3回:2020年8月17日(月)

追加:2020年7月31日(金)

現在、エントリーシート等の修正をしております。少々お待ちください。

→ 5月11日に修正しました。申し込みお待ちしております。

今年入職して2年目になった方に、「インターンシップの時に知りたかったこと、入職してからの様子」をインタビューしてきました。
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Q:インターンシップに参加しましたか?

A:県外の大学に行っていて、地元での就職を考え、信大病院のインターンシップに参加しました。助産師になることを決めていたので産科病棟でのインターンシップを希望しました。

Q:インターンシップで知りたいと思ったことはどんなことでしたか
A:雰囲気を見たかったです。入職1年目のスタッフが教えてもらっている姿を見てみたいという気持ちで参加しました。先輩が丁寧に1から根拠も教えている様子を見ることができ、自分が就職したらどのように教わるのか、イメージができました。インターンシップでは、先輩助産師がじっくりお母さんに向き合って関わっている姿もみることができました。また、大学病院なのでどのようなハイリスクの妊婦さんが来られるのか知りたかったので、そのイメージができました。

Q:入職してからはどうでしたか?
A:先輩たちはていねいに見てくれ、教えてくれます。
違っていてもいいからと、私が考えていることを聞いて、引き出してくれます。違っていたとしてもなぜ違うのか、どう考えるのか、優先順位の考え方など一緒に振り返りをしてもらっています。どう考えているのか自分の言葉で話して、先輩と振り返りすることで、自分の中で整理することができます。そうすることで学生の時に勉強したことと、臨床の経験を結びつけることができるというのも感じています。病棟の雰囲気はとてもアットホームです。先輩たちは時にきびしく、そして明るく、受け入れてくれます。今後、NICU・GCUにもローテーションする予定です。不安もありますが楽しみです。

Q:現在、大切にしていることを教えてください
A:お産の時お母さんが頑張っている中、助産師としてお手伝いする、サポートする立場でかかわることを大事にしています。
子供を持ったお母さんとお話するのが楽しくやりがいを感じています。

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学生の母性の実習で助産師になりたい!と思い助産師になったそうです。お話している時の笑顔がとても素敵で印象的でした。

当院は、長野県の周産期医療の砦として役割を果たせるように取り組んでいます。

今年入職して2年目になった方に「1年を振り返って」というテーマで、ざっくばらんにお話を聞いてみました。

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 1年経って、入職後すぐのことを思い出して頭に浮かぶのは、学生の時にイメージしていた看護師の業務とは思っていた以上に違っていた、ということです。自分自身の知識・技術がまだまだ不足していること、患者さんとのコミュニケーションが思ったようにできず、むずかしいと感じたことを思い出します。

 4月は日勤のシャドウイング、5月には夜勤のシャドウイングをし、日勤と夜勤の患者さんの様子、病棟の雰囲気や業務の違いを経験しました。夜勤中は、患者さんはお休みになっている時間とはいえ、受け持つ患者さんの人数が日勤より多い、看護師の人数は少ない、など、夜勤のシャドウイングを経験してわかることが多々ありました。

 思うようにできない自分に落ち込んだ時期もありました。その時期には先輩によく声をかけてもらい、自信がない技術は先輩に何度も見てもらいました。「大丈夫できるようになっているよ」と見守ってもらい、先輩たちに支えてもらいながら、徐々にできることが増えてきて自信につながってきたと思います。また同期で話すことも息抜きや支えになっていると感じています。同期がいるのはとても心強いです。

 患者さんに「ありがとう」と言ってもらったり、患者さんの笑顔を見たり、退院される患者さんと関わったりする中で、看護師をやっていて良かったと感じることが増えてきました。

 学生の時の学習をベースに、学生の時に経験がない診療科については臨床の課題を先輩に教えてもらいながら自己学習もしています。まだ自信があるとは言えませんが2年目になって新たな課題も見えてきたので、先輩に聞きながら経験を積み重ねていこうと思っています。

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悩みながら、周囲のサポートを受け自分で考え成長してきた様子が伝わってきました。

「継続は力なり」ですね。

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