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先輩から Part.4

今年入職して2年目になった方に、入職後の様子のお話を聞いてきました。

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 私が勤務している病棟に入院されるのは主に脳神経外科と眼科の患者さんです。

 脳神経外科の患者さんには、手術前〜手術後、退院や転院に向けた看護、保存的治療をする患者さんへの看護を提供しています。術後ADL全介助であった患者さんが退院時には独歩で帰られる姿を見て、片麻痺であった患者さんが自分の力でトイレに行ったり車椅子に乗ったりできるようになる姿を見て、看護師だけの力ではないですが、日々考えながら患者さんに接する中で看護の凄さや奥深さを感じています。

 また、退院支援にも力を入れています。具体的には、眼科の患者さんでは、高齢であっても自己点眼が出来るようにならなければいけないのなら入院中から看護師と共に練習をします。内服薬の自己管理が出来るようなるために、様々な管理方法を検討したりと、まさに個別性にあった看護というものを考え提供しています。私は、自宅での生活や社会での生活が少しでも支障なく再開できるように、また、難しい事ですが、今回の病気や入院が患者さんにとって、全てが悪い事ではなく何かを得られるような良い経験に繋がればといいなと考えながら支援をしています。

 入職1年目には年に何回か集合研修があります。日々は、覚えることばかり、業務に追われるばかりでなかなか自己学習が十分にできないことを感じていましたが、研修は、少し立ち止まって日々の看護を根拠から振り返ることができる機会でした。他病棟の同期から自分の知らない分野を教えてもらったり、グループワークをして同期やアドバイザーさんと意見交換をして刺激を受けたりすることで、「私の知らないことはこんなにある!私ももっと勉強しよう!」と仕事のモチベーションが上がり、とても有意義な時間でした。

 病棟の先輩方は忙しい中でも、丁寧に指導してくれます。ある時、患者さんからの鎮痛薬が欲しいと希望があったのですが、このあと取りに行こうと思い別のことをしていたらすっかり忘れてしまったことがありました。先輩にその旨を報告すると「貴方が別のことをしていた時間、患者さんは痛みをずっと我慢していたことになる。患者さんの苦痛を後回しにしてはいけないよ。」と指導を受け、自分はただ目先の業務に追われていたことに気づき、ハッとしました。業務内容だけではなく、看護師として何をするべきか、またどうあるべきかという本質についても先輩方はしっかりと指導してくださいます。
 できないことわからないことは先輩に伝え、安全に実践できるよう心がけています。先輩は繰り返し一緒にやってくれたり、見守ってくれます。歳の近い先輩も多く、困った時に相談したり話を聞いてもらえたり、とても良い環境で働けています。

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 入職後1年は、学生とは大きく環境が変わり、経験から学ぶことがかなり多くあります。

経験したことを振り返り次に活かせることが大切です。

今回のお話を伺って、経験から学ぶ力をつける!ということも大事だと実感しました。

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