業務・教育・研究

4名の薬剤部員に、信大病院薬剤部ではどんな
ことをしているのか、どんなことができるのか
について話を聞いてみました。

  • 三村 享さん

    9年目、長野県諏訪市出身

  • 北村由佳さん

    5年目、長野県長野市出身

  • 朝倉充俊さん

    3年目、福島県郡山市出身

  • 赤羽 悠さん

    2年目、長野県安曇野市出身

聞き手
当院薬剤部に就職しようと思った動機を教えてください。
三村さん
地元である長野県で就職したいと考えており、臨床だけでなく研究・教育も精力的に行っている薬剤部であったためです。
聞き手
担当病棟について教えてください。
三村さん
腫瘍内科、歯科口腔外科、消化器外科、放射線科、救急科が混在する病棟を担当しています。5つの診療科からなる混合病棟であるため多くのスタッフが出入りしていて、開放的な 雰囲気ですね。コミュニケーションがとりやすいのが特徴です。
私は、がん化学療法の患者さんへの説明、病棟の患者さんの薬剤の使用状況や副作用の確認、内服薬の服薬指導、輸液の配合変化の確認、持参薬の確認、病棟の医薬品の管理等の 幅広い病棟業務を行っています。診療科毎に薬物療法に対する考え方も違うので、それぞれの科の特徴を把握するようにしています。また、患者さんによって理解度は様々です。患者さんの理解度を確認しながら、その人に合った薬剤管理指導を実施できるように心がけています。
聞き手
担当病棟でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
三村さん
患者さんから「ありがとう」と言われた時です。また、医師や看護師が時間外でも問い合わせをしてくれるときは頼りにしてくれているんだなと感じます。大変さを感じるのは、混合病棟であるため幅広い知識が必要となることです。現在の病棟に配属されて2年経ちますが、まだまだ分からないことだらけで日々勉強が必要です。
聞き手
担当部署(中央業務)について教えてください。
三村さん
調剤室と医薬品管理室に所属しています。私は、調剤室では入院・外来患者さんの内服薬調剤や入院患者さんの注射薬の払い出しを行っています。また、医薬品管理室にも所属しており、注射薬の購入・管理等も担当しています。最近では高額な注射薬が多いため、過剰在庫にならないように気をつけています。

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聞き手
担当部署でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
三村さん
医薬品管理室では、病院経営の一翼も担えるところですね。大変さを感じるのは、新薬を含む新規採用薬が出たときに、適切な調剤をするために知識を常に最新に保つことですね。
聞き手
薬剤師教育について教えてください。
三村さん
私は新人の病棟や中央業務での教育に携わっていますが、すぐに答えを言わずにヒントを与えながら、できる限り自分自身で考えてもらうようにしています。
聞き手
薬剤師教育でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
三村さん
当院の新人は薬剤管理指導記録を先輩薬剤師がチェックしています。一番達成感があるのは、新人が記録の独り立ちをしてくれた時ですね。大変さを感じるのは、正直なところ、私自身も分からないことを相談されることがあります。日々の勉強の大切さを痛感させられます。
聞き手
薬剤部での研究について教えてください。
三村さん
薬剤部には研究室があり、基礎研究も臨床研究も実施することができます。
聞き手
研究テーマはどのように決めていますか?
三村さん
私は、医療現場で見つけた疑問点を研究テーマとすることが多いですね。臨床研究は単なる興味だけではいけません。その先に患者さんがいることを見据え考えることが重要です。
聞き手
どのような研究に取り組んでいますか?
三村さん
私は、タクロリムスの薬物相互作用についての研究を行っています。これも、現場で疑問に思ったことから発展した研究です。研究は業務時間外や休日の時間のある時に取り組むことが多いですね。

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聞き手
研究活動は自分の業務にどのような波及効果がありますか?
三村さん
問題解決能力が身につきます。これは研究だけでなく日々の業務の中の課題に対しても活かすことができます。
聞き手
大学病院の薬剤師としてのメリットについて教えてください。
三村さん
当院の薬剤部は研究室を有しているため、研究をする環境が整っていることです。統計ソフトも充実しているため、臨床研究や調査研究も積極的に行うことができます。また、大学病院の特徴として、治験や臨床研究の支援業務にも携われます。私自身も4年間、臨床研究支援センターで業務をさせていただき、一般の病院では決してできない経験ができました。この経験は私の中での貴重な財産になっています。
聞き手
どのような薬剤師を目指していますか?
三村さん
幅広い知識を身につけたジェネラリストを目指ししています。資格としては薬物療法専門薬剤師の資格取得を目指しています。
聞き手
休日やプライベートはどのように過ごしていますか?
三村さん
最近、娘が生まれたので妻と共に日々子育てに奮闘しています。
聞き手
最後に、信大病院薬剤部への就職を考えている薬学生に、ひとことお願いします。
三村さん
当院薬剤部は多くの経験ができます。将来どのような薬剤師になるか迷われている方でもここでの経験は決して無駄にならないと思います。ここ信大病院薬剤部であなたの目指す薬剤師の土台を作ってみませんか?お待ちしています。

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聞き手
当院薬剤部に就職しようと思った動機を教えてください。
北村さん
新人薬剤師に対する教育がしっかりしている印象を受け、ここなら臨床経験を積みながら、幅広い分野における薬剤師としての総合的な知識を身につけることができそうだと感じました。また、自分の生まれ育った長野県で医療に貢献したいと考えていたため、当院を志望しました。
聞き手
担当病棟について教えてください。
北村さん
精神科病棟を担当しています。毎日多職種カンファレンスが行われ、多職種と連携をとりやすい雰囲気です。スタッフ間の仲も良く、プライベートでも度々飲みに行っています。
私は、服薬指導したり、カンファレンス・回診へ参加していますが、薬剤師ならではの視点を忘れないよう気をつけています。また、医師、看護師、患者さんとその家族等それぞれの立場に立って物事を考え、その上で、薬剤師としての見解・意見を述べるように心がけています。
聞き手
担当病棟でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
北村さん
患者さんや他のスタッフから「薬剤師さんがいてくれてよかったです」と言われる時です。あとは、服薬指導時に患者さんから得た情報を医師にフィードバックし、処方について協議した結果、服用タイミング変更によるアドヒアランス向上や薬剤減量などにつながった時はうれしいですね。
一方、(精神科病棟ということで)服薬指導時の言葉選びや伝え方にはいつも細心の注意を払っています。例えば、薬の副作用をお伝えするときも、伝え方によっては余計患者さんを不安にさせてしまい、服薬拒否につながってしまうこともあります。患者さん一人ひとりの状態をみて、伝える情報量、言葉選び、タイミングを考える必要があるので、そこは慎重にやっています。

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聞き手
担当部署(中央業務)について教えてください。
北村さん
調剤室、調剤室(注射)、手術室の担当です。私は、入院・外来処方の調剤、入院注射薬調剤、手術室における医薬品管理、術後鎮痛麻薬調製などをしています。自分が調剤したものが、患者さんの体に入るということを常に意識し、ミスの無い様、細心の注意を払っています。
聞き手
担当部署でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
北村さん
調剤室、調剤室(注射)では、適切な疑義照会、処方提案ができた時です。一方、とても忙しい中、正確かつ迅速に仕事をこなすことはとても大変です。また、手術室は、麻薬・毒薬・向精神薬といった厳重な薬剤を多く使用する部署なので、薬剤管理には細心の注意を払わなければならないのでとても大変です。
聞き手
患者さんやその家族への教育について教えてください。
北村さん
私は精神科病棟を担当しているため、発達障害家族講演、リワークプログラム(気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーションを実施する機関で行われているプログラム)、患者疾患教育(薬剤について)に携わっています。専門的な言葉は極力避け、薬剤師をより身近に感じてもらえるよう気をつけています。
聞き手
患者さんやその家族への教育でやり甲斐を感じるときはどのようなときですか?
北村さん
薬剤師を身近な存在に感じてくれ、気軽に相談できる存在という認識を持ってくださったり、それまで服薬の大切さをあまり感じていなかった方が薬剤師からの説明で意識を改めてくださり、アドヒアランス向上につながったりしたときはよかったなぁと実感します。
聞き手
学生への教育について教えてください。
北村さん
私は、薬学生の実務実習、医学生の臨床実習に携わっています。実務実習では、自分も学生時代に行った病院実習で病院薬剤師に魅力を感じ、将来は病院で活躍できる薬剤師を目指したいと思ったので、実習に来る薬学生にもそう感じてもらえるように、病院薬剤師という職業の魅力が伝わるような実習内容を心がけています。
聞き手
学生への教育でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
北村さん
実務実習を通して病院薬剤師の魅力を感じてくれて、将来病院薬剤師として働きたいと思ってくれた時です。大変さを感じるのは、大学で学んできたことと実際の臨床現場でのギャップに出くわした時です。そこは実習中に一番学んで欲しいところでもあるのですが、学生が納得してくれるような指導をすることはなかなか大変だなぁと感じています。

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聞き手
大学病院の薬剤師としてのメリットについて教えてください。
北村さん
大学病院は、臨床経験を積みながら、幅広い分野における薬剤師としての総合的な知識を身につけ、その能力をチーム医療の中で発揮できる場であると考えています。さらに、専門性を高めたり、研究に取り組みやすい環境であることがメリットであると思います。
聞き手
どのような薬剤師を目指していますか?
北村さん
幅広い分野に精通し、患者さんからも職場の仲間からも信頼されるよう、日々自己研鑽を忘れず、患者さんのことを第一に考えて行動できる薬剤師です。
聞き手
休日やプライベートはどのように過ごしていますか?
北村さん
長野の雄大な自然を感じながら過ごしつつ、興味のある講演会、勉強会にも参加するように心がけています。
聞き手
最後に、信大病院薬剤部への就職を考えている薬学生に、ひとことお願いします。
北村さん
大学病院はなんだか大変そうだなぁ、やっていけるかなぁと考えているそこのあなたへ。大丈夫です。やっていけます。患者さんのことを第一に考えることができる人であれば十分やっていけます。確かに、大変なこともつらいこともたくさんありますが、それを一緒に乗り越えられる仲間がいます(またはできます)。経験豊富な先輩方が助言してくれますし、悩みを聞いてくれ、相談にのってくれる同期や後輩がいます(またはできます)。

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聞き手
当院薬剤部に就職しようと思った動機を教えてください。
朝倉さん
私は6年制薬学部を卒業後、大学院博士課程に進学しました。病院薬剤師として患者さんのために勤務しながら、学位取得時に興味を持っていた「糖尿病」や「薬物動態」に関連した研究活動を行いたいと考えていました。当院薬剤部は、高度な医療を担う大学病院の薬剤師として勤務する環境に加えて、基礎研究を行うことができる研究室を所有していることが特長であり、大変魅力的でした。
聞き手
担当病棟について教えてください。
朝倉さん
朝倉さん:消化器外科、消化器内科、小児外科など複数の診療科が混在する病棟を担当しています。医師、看護師、薬剤師、栄養士などの多職種が参加するカンファレンスを定期的に行っており、スタッフ間の情報交換が盛んな病棟だと感じています。
私は、主に入院時の持参薬鑑別、抗がん剤などのハイリスク医薬品に関する患者さんへの服薬指導を行っています。手術や内視鏡検査のために入院する患者さんが多い病棟であるため、持参薬鑑別時に術前中止薬が含まれている際には担当の医師、看護師に注意喚起を行っています。また、基本的なことですが、全ての方に挨拶をすることを心がけています。薬で困ったことがあればどんなことでも相談していただけるよう、話しかけやすい雰囲気を大切にしています。

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聞き手
担当病棟でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
朝倉さん
薬に関連する相談を受け、解決することができた時です。どんな些細なことでも、頼りにされ、その期待に応えることができた時にやり甲斐を感じます。一方、医薬品による副作用が疑われた際の「被疑薬の推定」など、明確な解答が存在しない調査に難しさを感じます。それでも、医薬品の添付文書やインタビューフォームに加え、国内外の論文、医薬品副作用データベース(JADER)のデータを利用した副作用情報検索サービス (DRiFOs)などから得られた情報を活用して解答を導き出すことにやり甲斐を感じます。
聞き手
担当部署(中央業務)について教えてください。
朝倉さん
製剤室、試験室、通院治療室(特殊製剤室)に所属しています。抗がん剤調製、高カロリー輸液の無菌調製、院内製剤の調製、薬物血中濃度測定、TDM対象医薬品の投与設計など、病院内でも技術的な面を含めて「薬剤師ならでは」の業務が多い部署です。配属メンバーで連携をとりながら、外来と入院の両方の患者さんのために迅速に業務をこなそうとする一体感がある部署です。抗がん剤やTDM対象医薬品など、病態により投与量が変動する医薬品を多く取り扱うため、迅速に業務を行う中でも、監査を行う際には丁寧に患者さんの情報を収集するよう心がけています。
聞き手
担当部署でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
朝倉さん
医師や看護師が大学で習わないような薬剤師特有の業務が多い部署にいるため、中央業務で得た知識や技術を、担当する病棟に還元する機会が多いことに日々喜びを感じています。院内全体で使用する抗がん剤の調製を担当していますが、大変高価な薬剤を多く取り扱うため、調製時にプレッシャーを感じることがあります。その反面、使用する薬剤の価格を意識することは、医療費の仕組みや患者さんの経済的背景などを考える良いきっかけとなっています。
聞き手
学生への教育について教えてください。
朝倉さん
私は医学生に対するTDMの講義を担当しています。バンコマイシンを代表例として、パソコンを用いた演習形式でTDMの考え方を伝えています。医学生に薬について興味を持ってもらえるように、処方を出す状況を意識してもらいながら講義を進めるようにしています。
聞き手
学生への教育でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
朝倉さん
薬の代謝や排泄経路などの薬物動態について、少しでも興味を持ってもらえた時に喜びを感じます。大変さを感じるのは、パソコンを使用した演習形式の講義であるため、難しそうと身構えてしまう医学生もいることです。解析ソフトの使い方をマスターすることよりも、TDMの考え方を学ぶための演習であることを強調しながら講義を進めるように心がけています。
聞き手
薬剤部での研究について教えてください。
朝倉さん
倫理委員会に申請することで患者情報を用いた臨床研究を行うことができます。また、当院薬剤部には研究室があるため、基礎研究を行うことも可能です。さらに、当院薬剤部ではDRiFOsという医薬品副作用データベース(JADER)のデータを利用した副作用情報検索サービス(有料)を利用できるため、副作用データベースを活用した研究も行っています。
聞き手
どのような研究に取り組んでいますか?
朝倉さん
私は、医薬品の副作用が起こる際の、発現頻度や重症度の個人差に影響する危険因子を解明する研究に取り組んでいます。研究は業務時間以外のプライベートな時間を利用して行っています。

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聞き手
研究活動は自分の業務にどのような波及効果がありますか?
朝倉さん
医師や看護師などの医療従事者への情報提供や、患者さんへの服薬指導を行うための準備をする際に、分からないことを調査する力や、得られた情報を正しく伝えるための力が身についたと感じています。
聞き手
大学病院の薬剤師としてのメリットについて教えてください。
朝倉さん
高度な医療を実践する中で多くの臨床経験を積むことができることに加えて、一人だけで学ぶことが困難な「研究」を行うことができる環境が大学病院に勤務するメリットだと考えています。
聞き手
どのような薬剤師を目指していますか?
朝倉さん
高度な医療を担う大学病院の薬剤師として研鑽を積みながら研究活動を行い、研究成果を発表し社会に貢献することができる薬剤師を目指しています。
聞き手
休日やプライベートはどのように過ごしていますか?
朝倉さん
冬はスノーボード、それ以外の季節はテニスを定期的にして過ごしています。雪質が良いスキー場や利用可能なテニスコートが身近にたくさんあり、気分転換に最適です。大自然に囲まれて、豊かな気持ちで過ごすことができています。
聞き手
最後に、信大病院薬剤部への就職を考えている薬学生に、ひとことお願いします。
朝倉さん
地元長野県出身の方はもちろんですが、私のように県外出身の薬剤師も所属しています。長野県には薬学部を有する大学がないことを理解している患者さんも多く、薬剤師に対する優しさや、感謝の気持ちを感じる機会が多いです。そんな長野県の方々のために、一緒に働きましょう。

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聞き手
当院薬剤部に就職しようと思った動機を教えてください。
赤羽さん
病院実習でお世話になった時に薬剤師の先輩方の人柄と仕事ぶりに感動し一緒に働きたいと強く思いました。教育体制が整っているので、薬剤師としての技術や知識を身につけるのにぴったりの場所だと思いました。生まれ育った大好きな地元の医療に貢献したいという気持ちもあり、絶対にここで働こうと思いました。
聞き手
担当病棟について教えてください。
赤羽さん
血液内科や腎臓内科、消化器内科のある病棟を担当しています。化学療法や移植を行う患者さんが多いので、抗がん剤や免疫抑制剤など注意すべき点が多い薬を頻繁に扱います。患者さんに安全に治療を受けていただけるよう、投与前の投与量や投与スケジュールの確認から、投与後の副作用モニタリングまで様々な業務を行っています。カンファレンスにも積極的に参加し、他職種と情報を共有しながら安全な薬物治療に貢献しています。
ハイリスク薬を多く扱う病棟なので、安全な薬物治療が行われているか細心の注意を払って確認するようにしています。また、副作用の予防や早期発見のためには、患者さんの教育も欠かせないので、患者さんに分かりやすく適切な情報提供を行うように心がけています。病棟にいる時間を増やして、医師や看護師から気軽に相談をしてもらえるようにしています。患者さんのもとを訪床する機会も多くもつようにし、話を聞くことを大切にしています。そこから患者さんの小さな不安に気づき、薬学的にアプローチできることもあります。
聞き手
担当病棟でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
赤羽さん
患者さんの薬に関する不安を解消し、感謝されたときはやりがいを感じます。患者さんが治療を終えて無事に退院していく姿をみるのも好きな瞬間です。一方、血液内科・腎臓内科・消化器内科と3領域の多くの疾患を扱うため、幅広い知識が必要となり、大変だと感じます。知識不足で他の医療スタッフや患者さんからの質問にすぐに答えられなかったときは猛省しますね。

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聞き手
担当部署(中央業務)について教えてください。
赤羽さん
調剤室に所属しています。調剤室では、一人で業務をこなすことはできず、皆で協力して業務を進める必要があります。コミュニケーションが不可欠な部署なので、みんなで声をかけ合いながら協力し合って業務を行っているため、明るい雰囲気です。私は、外来・入院患者さんの処方が適切かどうか鑑査し、必要があれば疑義照会を行って安全な処方であることを確認してから調剤を行っています。外来の患者さんには窓口で薬の説明も行っています。忙しい部署ですが、とにかく安全で正確な調剤をするよう心がけています。目の前の業務をこなすことだけにとらわれず、顔は見えませんが、常に患者さんの存在を意識することが大切です。
聞き手
担当部署でやり甲斐を感じるとき、また大変さを感じるときはどのようなときですか?
赤羽さん
疑義照会を行って患者さんへの誤った投薬を防ぐことができたときや、投薬窓口で患者さんにありがとうと言われたときはやりがいを感じます。一方で、カルテからしか患者さんの情報を得られない状態で、処方の適切さを判断するのはときに難しいなと感じます。そういう時は病棟担当者に相談し助言をもらうことが多いです。
聞き手
大学病院の薬剤師としてのメリットについて教えてください。
赤羽さん
毎日の診療業務だけでなく教育や研究の体制が整っているため、意欲があれば専門資格の取得や臨床研究など幅広い活動を行うことができます。薬剤師としてのスキルアップを行うには最適な場所です。日ごろから勉強会が多く開かれていたり、意欲的な先輩方が多かったりと、刺激を受ける毎日です。

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聞き手
どのような薬剤師を目指していますか?
赤羽さん
チーム医療の一員として医師や看護師など医療スタッフと、何より患者さんから頼りにされる薬剤師を目指しています。そのための武器として専門薬剤師の資格を取得したいと考えています。
聞き手
休日やプライベートはどのように過ごしていますか?
赤羽さん
松本市は音楽の街として有名なので、オーケストラに参加し音楽活動をしています。コンサートに向けた練習と仕事の両立は時に大変に感じることもありますが、毎日が充実しています。
聞き手
最後に、信大病院薬剤部への就職を考えている薬学生に、ひとことお願いします。
赤羽さん
教育・研究・診療の3本柱を掲げている信大病院では、意欲があればどんなことにも挑戦できます。部内の雰囲気も非常によく、分からないことや不安なことがあれば経験豊富な先輩薬剤師が優しくアドバイスやサポートをしてくれます。自然豊かなこの街でぜひ一緒に働きましょう。

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