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医学科6年生の樽井亮太さんが、第52回日本血管外科学会学術総会で最優秀演題賞(学生セッション)を受賞しました!
2024年06月07日 [受賞]
令和6年5月29日~31日に別府ビーコンプラザにて開催された第52回日本血管外科学会学術総会において、医学科6年の樽井 亮太さんが、最優秀演題賞(学生セッション)を受賞しました。演題は、「Stanford A型急性大動脈解離における人工血管置換範囲と手術成績の検討」です。樽井さんは、外科学教室心臓血管外科学分野(瀬戸 達一郎 教授)のもと、病院実習にて緊急手術を含む様々な手術に参加する中で、A型大動脈解離に対する術式選択に興味を持ちました。そこで、術式選択と早期および遠隔期成績について解析を行い、その有用性と課題について考察しました。今回の研究成果が、急性A型大動脈解離の治療成績向上につながることを期待します。
【樽井さんのコメント】
私は心臓血管外科医を目指しており、150通りの実習では緊急含め様々な手術に参加させていただきました。そんな中で指導教員の五味渕先生より血管外科学会での発表のお話をいただき、実習中に参加したA型解離に対する緊急手術の経験から解離に対する術式選択に興味を持っていたこともあり、その早期および遠隔期成績について解析させていただきました。不慣れな統計やスライド作成に苦悩の日々でしたが、瀬戸教授、五味渕先生はじめ心臓血管外科の先生方のお力添えもあり、最優秀演題賞をいただくことができ大変光栄に思います。手術に加え学術面でも患者様に貢献できるよう、今後も心臓血管外科の面白さと奥深さを追求していきたいと思います。