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歯科口腔外科学教室の栗田浩教授の論文、「母体の妊娠中の飲酒と先天性形態異常の発生との関連(エコチル調査)」が医学誌Pediatric Researchに掲載されました

2020年11月25日 [研究]

 信州大学医学部歯科口腔外科学教室の栗田浩教授、小児環境保健疫学研究センターの元木倫子講師(特定雇用)、野見山哲生教授らの研究グループは、環境省を主体とした全国出生コホート調査「エコチル調査」により得られたデータをもとに、「母体の妊娠中の飲酒と先天性形態異常の発生との関連」について調査しました。
 全国73,595人の単胎生産の児を対象に、先天性形態異常(先天性心疾患、男児外性器異常、口唇口蓋裂、四肢形成異常、脳奇形、消化管閉鎖疾患)の発生と妊娠中の飲酒の有無、1週間あたりの飲酒量との関連について解析しました。本研究では妊娠中の飲酒と対象となる先天性形態異常の発生との間に有害な関連は指摘できなかったとしています。ただし、飲酒量の少ない対象者であること、飲酒の申告は自己回答であり客観的な飲酒量データではないことなどを考慮する必要があり、今後のさらなる研究が必要としています。
 本研究の論文が、2020年11月23日に小児科学系雑誌「Pediatric Research」に掲載されました。下記リンクをご確認ください。


Pediatric Research
URL:https://www.nature.com/articles/s41390-020-01274-9


エコチル調査(環境省)
URL:https://www.env.go.jp/chemi/ceh/index.html

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