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民間隔離圃場第一号として認定された信州大学栽培室で栽培した輸入ワイン用ブドウ苗が2021年2月に植物検査に合格しました

民間隔離圃場第一号として認定された信州大学栽培室で栽培した輸入ワイン用ブドウ苗が2021年2月に植物検査に合格しました

2021. 04.30

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 信州大学(鹿取みゆき経法学部特任教授他)では、日本国内における醸造用ぶどう苗の需要の高まりに対応すべく、農林水産省が2018年1月より民間隔離圃場の認定を開始したことを受け、一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会、長野県などとコンソーシアムを設立し、信州大学基盤研究支援センター遺伝子実験部門の栽培室と信州大学繊維学部の植物工場を一部改造し、農林水産省植物防疫所に申請を行い、2019年3月に民間隔離圃場第一号として認定されました。
 さらに2020年5月からは、上記の栽培室にて、米国より輸入した醸造用ぶどう苗20本の隔離栽培を実施し、去る2021年2月には、最終の植物防疫官による現地検査を受け、その結果、検疫対象病害虫の付着がないことが確認され、全量合格の運びとなりました。
 これらの輸入ぶどう苗は、米国・カリフォルニアでウイルスチェック済みとの認定を受けたもので、植物防疫所によると、昨今では、輸入ぶどう苗の全量合格は極めて珍しいとのことです。

 *一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会は日本の醸造用ぶどうの基盤構築のため、各地の生産者が立ち上げた団体です。

  • 醸造用ぶどう苗20本(信州大学基盤研究支援センター遺伝子実験部門栽培室)

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