松本市のゼロカーボン政策を臥雲松本市長へ提案
2022. 07.14
- 環境政策とSDGs
2022年度「環境政策とSDGs」(中島恵理特任教授担当)では、環境政策の企画立案手法、環境政策の参加型手法の実践的な学びのため、学生討議方式によるゼロカーボン政策の提案を授業の一環として行いました。
松本市において、「まつもとゼロカーボン実現計画」を策定中であるところ、松本市として、若い世代の参画による政策・取組を強化したいとの考えがあり、本授業に松本市の協力を得ることができました。
授業の中では、松本市の環境エネルギー部長 羽田野氏による温暖化対策に係るプレゼンテーションに加え、国、長野県の地球温暖化対策について学びながら、学生にとって身近なテーマである「住まい」「移動」「ライフスタイル(食・プラスチック)」に焦点を当てた、政策提案を検討しました。ゲスト講師も含めた専門家からの政策に係る学びに加え、学生同士のワークショップ・討議を行うことで、学生の環境政策に対する学びを深める手法を採用しました。
7月5日には、松本市長 臥雲氏をはじめとした松本市の環境エネルギー部の職員の方々、本学の林副学長や廣瀬経法学部長をはじめとした教員も参加し、学生によるゼロカーボン政策提案プレゼンテーションを行いました。
学生は、テーマ毎に4チームに分かれて、プレゼンテーションを行いました。例えば、「野菜」と「市民」を同時にバスで運び、信州大学で野菜等の販売を含むイベントの開催、学生が乗りたくなる公共交通機関の魅力化提案「おすそわけバスまつもと」やマイボトルに直接飲み物を入れるドリンクバー自販機の提案など、学生ならではの、楽しく、そしてSDGsの視点が入った横断的な提案が含まれています。臥雲氏からは、学生たちの提案を高く評価いただき、松本市の今後のゼロカーボンの政策形成の参考にするとともに、学生たちとともにゼロカーボンの取り組みを進めていきたい旨の講評をいただきました。