2021年9月13・14・22・24日の4日間にわたり、マッケン・キャリアコンサルタンツ(株)代表取締役の竹内 上人氏をお招きし、「実務家からみた経営学」の講義を対面式で行いました。竹内氏からは、「企業は誰のものか」という問い掛けのもと、Doing things through others（他を通じて何事かを成す）をキーワードに経営人材に求められる資質について解説いただき、ワークショップを通じて学生自らが考える授業を行っていただきました。

　この中で、9月14日には前ノバルティスファーマ(株)取締役会長である鳥居 正男氏をゲスト講師としてお招きしました。鳥居氏からは「社長の仕事は社員に尽くすこと」、「いつも謙虚に、心から感謝し、気配りを忘れない」ことを心掛けることが重要であるというお話をいただきました。
　9月22日にはセイコーエプソン(株)取締役会長の碓井 稔氏をゲスト講師としてお招きしました。碓井氏からは「なくてはならない会社を目指す」をキーワードに「自らの強みを活かし、真のお客様価値を追求する」ことの重要性について語っていただきました。
　9月24日には(株)松本ブルワリー代表取締役であり、松本においてオールドロック・パブなどを経営している林 幸一氏をゲスト講師としてお招きしました。林氏からは「飲食を通じて地域に貢献したい」という思いについて語っていただきました。
　期せずして、各講師とも経営に当たっては奉仕の精神が重要であると述べておられていたことが印象に残りました。また、今年度の講義でも、学生1人1人との間で丁寧に意見交換を行っていただきました。
　新型コロナウィルス感染症の流行でオンライン授業が続く中、感染対策に留意しつつ、とても充実した講義となりました。
　（鳥居氏におかれましては、アクリル板を用いてご講義いただいたところ、写真撮影のために、マスクをとっていただきました。）