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百瀬 方洋 先生(株式会社アスピア 代表取締役社長) の講義が行われました

百瀬 方洋 先生(株式会社アスピア 代表取締役社長) の講義が行われました

2022. 10.19

  • 経営者と企業

 2022年10月19日、2022年度「経営者と企業」第2回の講義として、株式会社アスピア 代表取締役社長 百瀬 方洋氏から「信州に心の豊かさを、これからも。」と題して講義が行われました。

 株式会社アスピアは、創業から61年という長きにわたって建設・土木・不動産事業を通して長野県の街づくりをしている老舗建設会社であり、建物や道路、橋梁、住宅など様々な建築物の建設や管理に携わり、長野県内全域で人々の生活を支えています。
 同社は建築土木を有する建設事業、不動産事業、三井住宅事業を3本柱として展開しており、なかでも建築部門が大黒柱であると述べ、多くの施工実績例について実際の写真を交えて御紹介いただきました。
 また、30年以上前に三井ホーム株式会社との共同出資により設立した会社(現在の甲信アルプスホーム株式会社)では、長野県と山梨県内で三井ホームの営業販売を担っており、同社が施工した三井ホームは5200棟を超えています。百瀬氏は、「全国的に見てもこれだけの数を施工した会社はない。30数年でこの数字は、なかなかのペース」と述べられました。
 
 かつては「建設業」と聞くと、危険・キツイ・怖いなどのマイナスイメージが強い業界でしたが、最近はアナログの部分がまだまだ多いもののITの活用が格段に進み、業務が効率化していること、適切な労働管理や安全活動の実施が徹底され、福利厚生制度も充実しているとして、最近の建設業界を取り巻く環境についてご説明いただきました。
 建設業の仕事は多種多様であり、ひとつの工事に対して多くの専門家がそれぞれの役割を担い、分業して進められます。工事の規模によっては数百人が関わることもあり、百瀬氏は「大変ではあるが非常にやりがいがあり魅力的。とても誇りに思う」と述べ、「人口減少により、どの産業も人手不足の昨今ではあるが、「住」を司る建設業は今後もなくてはならない産業である。故に、これからもこの産業で働く社員を守り、サポートしていきたい」と語りました。

 本日の講義テーマである「心の豊かさ」とは、「ひとりひとりが幸せになること」。また、百瀬氏が座右の銘とする「好きこそものの上手なれ」についてもふれ、「人生において何事にも前向きに、ポジティブに取り組むことが大事。時代時代に合わせてダイナミックな変化も時には必要であり、さまざまなことにチャレンジしてほしい」と述べ、これから社会へ出ていく学生に向け、多くのアドバイスやメッセージを伝えていただきました。

  • (株)アスピア 代表取締役社長 百瀬方洋氏
  • 講義風景

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