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阪本 裕子 先生(株式会社ライフプロ 代表取締役社長)の講義が行われました

阪本 裕子 先生(株式会社ライフプロ 代表取締役社長)の講義が行われました

2020. 10.21

  • 経営者と企業

 2020年10月21日、2020年度「経営者と企業」第2回の講義として、株式会社ライフプロ 代表取締役社長 阪本 裕子氏から『人生における「しなやかさ」 企業の「役割」とあなたの「役割」』と題し、阪本氏が20代の時突然浮かんだ、「チャンスの紐」「多面的なものの見方」をキーワードとしたお話をいただきました。

 阪本氏の学生時代の話から始まりました。学生会会長への就任や数々の学校行事への主体的な参加等、充実した短期大学生活が御自身に大きな変革をもたらしたとことを振り返られました。また、社会人になってからは、職場のプロジェクトマネージャーにかけられた言葉が、後に響く一言になったようです。さらに、語学留学のために渡米し、文化や慣習の違いを肌で感じたことで、余すことなく見方が変わり、その後、物事を多面的にみたり感じたりするようになったとおっしゃっていました。

 帰国後は、自身の就職や結婚・出産、阪神淡路大震災や知人の死など自分を見つめ直す大きな出来事を経験されました。それらを通じて、「今日あることが明日あるとは限らない。災害や死など、みんなが今日、明日にでも経験するかもしれない」ことを実感したようです。その後、尊敬する人の勧めで信州の地に移られます。阪本氏は、信州に移るという「チャンスの紐」を引っ張り、自分が置かれた場所で出来る範囲で挑戦すると決断したとのこと。現在も信州の地で活躍しておられます。

 次に『企業の「役割」とあなたの「役割」』と題して、阪本氏が代表を務めるライフプロ社について御紹介いただきました。同社は50年以上続く保険代理店です。社の歴史に加え、業務内容、保険の仕組みや成りたち、そして「一人は万人のために、万人は一人のために」「相互扶助」という保険の基本的な考え方についてご説明いただきました。

 さらに、阪本氏が感銘を受けたアメリカの企業「salesforce(セールスフォース)」の「1:1:1」という考え方や「Trailblazer(トレイルブレイザー)」の意味を御紹介いただきました。そのお話の中で、「見知らぬものや経験したことのないことは怖いが、これをチャンスと考え失敗をおそれず、自分の経験値・羅針盤を信じてトレイルを歩んで行ってほしい。社会のTrailblazerになってください。女性のみなさん、大志をいだきチャンスをものにしてください」と学生に力強いエールをいただきました。

 受講した学生から「『社会人』『母親』『妻』など自分の役割が多面的であることを自覚しながら、チャレンジ精神を持ち仕事や生活に取り組んでおられることに感銘を受けた」、という感想が寄せられました。

  • (株)ライフプロ 代表取締役社長 阪本裕子氏
  • 講義風景

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